タグ:蝶・蛾 ( 64 ) タグの人気記事

2018年 04月 17日
虫ケラの名前(トビケラ、ミヤマセセリ)
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週末散策した山の地面では、早くも小さな羽虫達が春の気候に浮かれるように飛び回っていた。

小さくて地味で特に目を引かないけど、クローズアップしてみれば全てそれぞれの名前と生態をもつ種で、さらにどれもがその種の中に生まれたたった一つの個体で、それらがそれぞれ自分のために生きてていると思うと、地球上に存在する「自分」の数は大変なもんだと思う。さらに、それぞれの「自分」たちの背後にはそれぞれ独自の経験や時間があると思うと、その膨大さにちょっとびっくりだな。神様が自律分散系学習システムを採用したのも分かる。

ということで、山で見かけたつまらない虫たちの名前を呼んでみる。

枯葉の地面の上をパタパタ飛び回り、時々二匹連んで楽しそうに飛んだりしていたミヤマセセリ。
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黒く小さな名もない蛾のように見えて、蛾ではないヤツ。それはトビケラ。
子供時代はユニークな姿をして渓流などの水中に住んでるので注目を集めるが、成虫になったとたん、地味で見向きされなくなるという。人生のピークが前半の方にあるタイプか。
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人間だって、特になにも成し遂げないでぐうたら暮らししてたって(失礼な言い方)、それぞれの中にはその人だけの独自な経験や年数がたまっていくというのは、やっぱり虫と同じで面白いものだ。そう思うと、長く生きれば生きるだけ、面白いもの見る機会は増えるかもな。

そんな感じで、名も無い(あるけど)小さいものたちに思いを馳せてみてから、今日はこれから夫の誕生日のご馳走をサーブするため、これにてドロン。今夜はご馳走。(ずっと料理中だったので、散漫な内容……)


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by macchi73 | 2018-04-17 19:38 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2018年 03月 29日
三月日記:冬眠明け(キタテハ、カナヘビ)
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昼間は日差しが暑いくらいになってきた。

成虫で越冬したキタテハが日向ぼっこしてる。翅の表面は少し傷がついて鱗粉もはげてる。飛翔力の高い蝶だが近づいても逃げず、強風に煽られる菜の花にしがみついてユラユラしてた。なんかお疲れ様だな、長い冬を越せて良かったな。
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週末も出勤だし週明けからはすごく忙しくなってしまうので、その前に少し早めに帰っとこうと夕方で帰宅したら、おーい、maccchi〜おかえり〜!!と、家の中から元気な声。幼馴染の中学生が遊びにきてた。子供達で頭を寄せ合い、熱心にスケッチブックに絵を描いている。あー子供達はみんな春休みなのか。

顔を上げた末っ子が、「昼にカナヘビ見たよ」という。「それにヤセッチョもいたよ、写真撮れなかったけど」と夫。ご飯も一緒に食べて行きたいというので、お家に電話させた上で、春の暮れにぞろぞろと、前から行ってみたかった評判の小料理屋さんに行ってみる。

それで美味しいお刺身や炊き込みご飯をお腹いっぱい食べて、大学生たちとはちょこっと晩酌もして、帰宅してもまだ8時。ふふふ。早く帰った日の夜って長い。春休みの子供達はお風呂入って寛いで、結局泊まって行くことになっている。「みんな休みで、お母さんだけ明日も仕事なのか……」と言いつつ、なんか自分も春休みの気分になる。やばいやばい。寛ぎ過ぎはまずい。

家でみるよその子たちは、学校のこと友達のことをずっとハイテンションかつパワフルに面白おかしく喋ってて、そうやって見ると、我が末っ子は家の中では一番お喋りのように思ってたけど意外とそうでもないんだなと、珍しい感じがして妙に可笑しい。大学生がクスッと笑いながら、「ピノ子の声ってソフトだよねえ」と言う。滲み出る妹贔屓。まあ、しみじみ思うに、どの子もみんな可愛いよ。毎日こうだったら、うるさいけどな(失礼)。
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by macchi73 | 2018-03-29 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2017年 09月 02日
ダイミョウセセリ(大名挵蝶)
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ふわふわと不規則な生活のまま、8月が終わってしまった。

先週から、庭にポツポツと赤い花が咲いてる。

あー、うちの庭でこの彼岸花が咲き始めたら、毎年そっから夏の終わりに一直線なんだよなーと思って見てたら、本当にこの1週間でガクンと涼しくなっちゃった。さすが彼岸花、毎年毎年一足早く秋を知らせてくれるヤツだぜ、頼りになるぜ……と思って信頼の眼差しを向けていたら、黒い蝶がスーッと飛んできて、翅を水平に開いて赤い花の上にとまった。おっ!これまで庭では見たことがない蝶だ。

よく見ようとして近寄るとすぐに飛び立つが、ぐるりと円を描いて、またすぐに彼岸花に戻ってくる。そして、とまるや否や、まるで標本みたいにペタッと平たく翅を開く。
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この蝶は、ダイミョウセセリ。

名前の由来は、諸説あるらしく、次の三つの説をよく見かける。
  1. 黒地に白の紋付姿が、お大名の羽織袴に似てるから
  2. 羽を平たく開いてとまる習性が、大名行列に平伏する民の姿に似てるから
  3. 関ヶ原以東では後翅は無紋、以西では白い紋が出るため、『天下分け目』の関ヶ原を境にして東西で斑紋が変わるのを戦国大名にかけている

三番目の説が一番とんちが効いてて面白いけど、ちょっと後付けっぽいかもな。
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by macchi73 | 2017-09-02 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(2)
2017年 08月 21日
テングチョウ(天狗蝶)
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今年の8月は雨続き。降水連続日数21日っていうのは、1977年の8月以来の40年ぶりのことらしい。

毎日毎日、窓の外がずっと雨で、家の中までなんだか妙に静かだ……。

とか思ったが、よく考えたらこの静けさは、長女が末っ子を連れて夏休み旅行に出かけてしまってるせいなのであった。仕事中も時々、姉妹二人でカヤックをしたり夏を満喫している写真が送られてくる。ふーん、そっちは賑やかそうだな。そして長男も、合宿だか試合だかで他県に行ってしまってしばらく不在。

そうやって子どもがいない日が続くと、連日気が向くまま深夜まで仕事してみたり、食事は大人だけで飲み屋で済ませたり、生活がどんどん不規則になって行く。子供たちみんな巣立ったらこんな感じかね、静かだね……なんて夫とボソボソ話したりして。

子供たちがいないって、快適だけど、静か過ぎて少し寂しいね。
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雨上がりの地面で、吸水するテングチョウを見つけた。

長く前方に突き出した下唇髭が天狗の鼻みたいな、変わった顔の蝶だ。末っ子がいたら面白がるだろうになあ。なんかいつもよりちょっとつまんないなあ。

虫を見てもひとり、

……なんてつい詠じちゃうくらいしんみりしてたら、子供たちがぼちぼち戻って来た。
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そしたら急に、今度は賑やか。

夏休みで暇なお友達なんかも遊びに来始めて、ごちゃごちゃ集まって映画をみたりゲームをしたり夜更かししたり結局そのまま泊まっていったり。一時のカサコソした静けさが懐かしい。

……子供たちみんな巣立ってしまったら、静かで少し寂しいかもしれないけど、やっぱり、それはそれで快適か(常に、ないものねだり)。


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by macchi73 | 2017-08-21 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2017年 05月 24日
褐色に白とオレンジのドットの蛾、体はストライプ(調べ中)→窓蛾
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ちょっと前、GW中に川辺を歩いていた時のこと。

あ、見たことない蛾がいる、と思ってカメラを探したが、狙いを定める前に飛んで行ってしまった。あーあ。出遅れたなー。

大きさは 2,3cmくらいだったと思うけど、既に記憶があやふや。蛾じゃなくて蝶かもな。

褐色の翅に目立つ白い斑は、もしかしたらカノコガみたいに透けてるのかな?オレンジ色のドットは、小さいけれど鮮やかで目立ってた。褐色の体にオレンジ色の縦ストライプが入るのもオシャレな感じ。

あたりをつけて図鑑を見たけど、コレだというものが見つけられず。今に至る。
もうしばらく調べてみるにしても、チラッとしか見られなかったし、写真も悪いからなー。どんどん、どんな感じだったか印象もぼやけていく……。もしもわかる人がいたら教えていただければ幸い。
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by macchi73 | 2017-05-24 22:40 | 観察中:名前が分らない動植物 | Comments(4)
2017年 01月 29日
ウスバフユシャク交尾(薄羽冬尺)
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仕事関係で出かけた先が玉川上水の近くだったので、考え事ついでに上水沿いに15kmほど歩いて帰宅してみようと思い立つ。冬の夜に見られるというフユシャクが見られるんではないかとの期待もあってのウォーキング。

しかし歩いてみたら思っていた以上に辺りは暗く、もしフユシャクがいたとしても見つけるのは至難の技っぽい。で、フユシャクのことは早々に諦め、イヤホンを装着して考え事に没頭して歩いていたら、点在する街灯の光の中を、白っぽく反射しながら羽ばたいて横切って行く小さな蛾が見えて、我に返って慌てて追いかけた。光の照らす範囲では白く光って姿が見えやすいが、そこから外れて暗い薮に入られてしまうともうどこに行ったのかわからない。

そんな感じで2匹ほど見失って、3匹目。運良く街灯が届く範囲で柵にとまっているオスを見つけた。それで近くでよくみたら、自らの翅の下にメスを隠している!
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私の小指と並べて、サイズはこれくらい。メスの体長が7-8mmかな。
年末に見かけたチャバネフユシャクに比べて、だいぶ小柄な冬尺だ。
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メスには翅が無く、腹部の先端には毛束が生えているのが見える。
産卵時にこの毛で卵を覆うようにするらしい。毛で覆う理由は、卵を隠すため・防寒・乾燥防止のため等、諸説あるようだ。
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その後も点々と、メスを探し回っているオスを見かけた。たぶん、全部ウスバフユシャク(薄羽冬尺)だと思う。

どれも図鑑に載っているウスバフユシャクよりは白っぽくて黒点の位置や大きさも違うような気がするけど、ウスバフユシャクの色柄にはけっこう変異があるようだから、そのせいかな。
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散歩のお供は、Pixiesの新アルバム "Head Carrier"
ブラック・フランシスの歌声、なんか投げやりで、ダメなもんはダメなんだから仕方ないなとちょっとヤケクソの気分になるから好きだ。10年以上前の再結成ライブで見たっきりだが、今度また来日ライブがあるので楽しみ!!


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by macchi73 | 2017-01-29 23:00 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(4)
2016年 12月 23日
成虫で越冬する蝶(ウラギンシジミ、ムラサキシジミ)
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昨夜は12月も下旬だっていうのに、台風みたいな生暖かい雨と風だった。

で、今朝は台風一過って感じの良い天気。なんと20度超え!

裏庭で冬眠に入っていたはずのミドリガメが目を覚まし、成虫で越冬するタイプの蝶が庭でも道でもパタパタ飛んでる。調子狂うね。でも楽しい。

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青く光る翅が眩しいムラサキシジミ。
冬の間は枯葉の裏に止まって越冬してることが多いはずなんだけど、翅の裏側は枯葉みたいな色柄なんで、いつも気にして探してるのに全然見つけられない……。くやしい。
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翅裏が真っ白でマットな質感のウラギンシジミ。
普通に飛んでると純白は目立つが、越冬時に照葉の樹木の葉っぱの裏なんかにじっと止まってると、葉っぱの反射や葉裏の質感に紛れて、けっこう見つけられない……。くやしい。
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ちなみに、ウラギンシジミは、成虫で越冬するのは雌だけらしい。
今の時期、翅の表が黒地にオレンジレッドの派手な柄が入るオスはぜんぜんおらず、見かけるのは黒地に青白紋のメスばかり。

↓これは今日みかけたメス。翅の柄は青っぽくて地味な感じ。
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↓ こちらが今年の9月に見かけたオス……って、オレンジレッドの柄がほとんど見えてない!!見かけた時(仕事中)は、おお〜燃えるような赤だ〜!ってわくわくして追っかけたんだけど、建物を越えて飛んで行ってしまったんだよな。飛翔力に驚いた記憶あり。
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そんなこんなで、いつも探してもなかなか見つけられない越冬蝶を、今日はいっぱい見られて楽しかった。

ちなみに子供も、目を離してるとすぐに見えなくなるのであった。
私は、探し下手かもしれない。(下の写真にも子供がいるの、分かるかな?)
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by macchi73 | 2016-12-23 23:55 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(2)
2016年 12月 18日
冬のオオキノメイガ(大黄野螟蛾)
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黄色の綺麗な蛾がいた。
これもフユシャクの仲間かなーと思って図鑑を見たけど、全然似てるヤツがいない。

おっ、こんなに派手なのに図鑑に載ってないよ!珍しいのだったらどうする?と末っ子に言ったら、「もし新種だったら命名は『キバネマダラフユシャク』がいいな」と笑う。へえ、自分の名前入れたりしなくていいんだ?と聞いたら、少し考えてから「キバネマダラピノコ」と言った。黄色の羽を生やして、水玉模様になった娘が想像された。

それから落ち着いて、フユシャクのページだけでなく蛾全体を対象にして調べたら、オオキノメイガ(大黄野螟蛾)という蛾のようだった。このように腹部末端に毛束があるのはオスで、メスはもっと腹部が太くて尻尾に毛が生えていないらしい。

しかし図鑑やインターネットの記事では、オオキノメイガの出現時期は6−9月というのが多く、長くても6−11月という記述ばかり。冬の蝶ではないようだ。

すごいサバイバルしてここまで生き残ちゃったのか?それとも特殊な場所にいたせいで羽化の時期がみんなとずれちゃったのか?それとも、成虫で越冬できたりもするのかな。

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by macchi73 | 2016-12-18 07:00 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(0)
2016年 12月 16日
フユシャクと卵とクサカゲロウ
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擬木の上の不審な二匹。

白黒模様の豊満な姿はチャバネフユエダシャクの雌。
その目の前に陣取っているのは、鋭い牙を持つクサカゲロウの幼虫。
よくよく見ると、両者の間には、フユシャクの卵らしきものが一つ転がっている……。

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弧を描く鋭い鎌状の大顎は、いかにも肉食。

ただし獲物はアブラムシなどの小さい虫たちで、卵を食べたりするような記述は見つからず。


単に偶然、近くに居合わせてるだけなのか?
それとも何かの意図や関係性があってのこの状況なのか?
見つめ合っているのか?お互い無関心なのか?

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なんとなく、アンリルソーっぽい風景に見えなくもない。

ねえコレどういう状況?っていう感じが。


何か動きがあるかと思ってしばらく見ていたが、二匹とも動きを見せず。
次の用事の時間が迫っているので、後ろ髪引かれる思いで、その場を後にした。

擬木の上の昆虫観察がちょっと面白くなってしまい、通るたびにチェックしてしまう。
今日はチャバネフユエダシャクのメスを複数箇所で見つけた。
だんだん目が慣れて、すぐに見つけられるようになってきた気がする。

今日はオスも近くで見つけた。しかしオスとメス、全然似てないね。

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by macchi73 | 2016-12-16 23:00 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(3)
2016年 12月 11日
冬の深夜の虫たち(チャバネフユシャク♂♀、アオスジアゲハ)
夜中にそっと家を出た。

そのまま玉川上水を西進して、夜の虫を探す。手袋をしてフードも深くかぶって防寒はバッチリ。頰に当たる夜の冷気がむしろ気持ち良い。

小型の懐中電灯で藪や樹木を照らしながら歩いていたら、アオスジアゲハの蛹を見つけた。懐中電灯の光を受けて、真っ黒な闇の中、鮮やかな翡翠色に浮き上がって見える。アオスジアゲハって蝶も綺麗だけど、蛹も綺麗だ。透明感のある緑色がまるでジェリービーンみたいに見えたので、まだ柔らかいのかなと思ってそっと触ってみたら硬かった。

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時々動くものを見つけるが、だいたいが蜘蛛の巣に引っかかった枯葉が風に吹かれて動いているだけだった。蜘蛛の巣って照らすと光るから、夜には目を引くんだよな。そしてたまに、巣の持ち主も……。冬越しできない絡新婦たちだけど、風の当たりにくい物陰にじっとしてたりして、まだ頑張っているようだ。誰でもみんな終わらなくちゃいけないのは自然の掟だとしても、終わりが安らかでありますよう。

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あ、こっちは巣を貼らない徘徊性の蜘蛛っぽいかな。
蜘蛛がいるってことは獲物もまだきっとその辺にいるんだろう。よしよし、いい感じ。期待感高まる。ふっふ。

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しかし、その調子で5kmくらい上水沿いを探してみたが、お目当てのものは見つからず……。立ち止まって、ちょっと考える。

今日のお昼のことだが、娘と夫とのカフェでの休憩中、なぜ冬シャクって冬に活動するんだろう…….なんてことを検索していたら、面白いページを見つけてしまったのだった。その記事によると、フユシャクの大半種は日没から二時間位まで活動する夜行性だが、チャバネフユエダシャクは例外的に深夜に活動する種だという。それできっと真夜中に探したら、チャバネフユシャクのペアがざくざく見つかるのでは?と期待しての深夜の徘徊なのだった。
生き物を求めて今日も行く!「裏山の奇人」徘徊の記:
  →冬の秘めごと(小松貴)......とっても面白い記事だった!

でも、これだけ探しても一匹のフユシャクも見つからないってことは、環境の条件は揃っていても、虫はいるところにはいるし、いないところにはいないってことだろう。フェロモン頼りにメスを飛び回って探すフユシャクのオスの苦労が偲ばれる気がした。上記の記事によれば、フェロモンって1-2mくらいしか届かないというし、どこにいるとも分からない相手を探し当てるってのは結構な骨だろうな。

仕方がない、ちょっと格好悪いけど、来た道を戻って、お昼に見つけたフユシャクの夜の姿を見ることで良しとしよう。もしかしたら、オスが呼ばれて来てるかもしれないし。

で、街灯もない本当に完全に真っ暗な公園内の道を懐中電灯で照らしながら恐る恐る進んだら、メスはお昼と同じところにそのままいた。翅がないから移動もそうそうできないもんな。今度はマクロカメラを持参したので、じっくり撮影&観察させてもらう。至近距離で見ると、ピンクの地肌に白黒模様のビロードのような短い毛が生えている様子は、白豹かホルスタインのようで、なかなか魅力的。
でも、しばらく待ってみたけど、オスの気配は全くない……。

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ま、残念だけど、予想どおりにばかりは行かないのが虫探し。今夜は風が強いのが敗因かもしれない。

仕方ない、もう帰るか……と明るい方を目指して公園内のトイレを通りかかったら、あ、いた!ガラスブロックの壁にチャバネフユシャクのオスと思われる姿があった。多分、トイレのライティングに惹かれてきたんだろうな。おーい、探してるメスは500mくらい先で待ってるぞー!

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ちょっとだけ、このオスをさっきのメスのとこまで連れてってやろうかな?なんてチラッと考えたけど、やめといた。伴侶は自分で探すよな。そんなことを考えつつ、トイレのガラスの壁にちょっと登って、オスの写真をスマートフォンで撮ったりして(←よく考えたらすごい不審者、やばいかも)。

ふと気づいたら、もうとっくに日付も変わってた。

虫を探して足元も視界も悪い暗闇をずっと歩き回ってたら、お腹が空いた。

それで私もフユシャクと同じく、暗闇に点々と光るお店の灯に誘われて、深夜1時にお腹いっぱいにしてから家に帰る(フユシャクの成虫に摂食機能はないけど)。

虫は見つからず、カロリーだけをゲットしちゃったなー。

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by macchi73 | 2016-12-11 02:00 | 【生物】昆虫・その他の生物 | Comments(6)