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2018年 01月 31日
皆既月食 2018
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庭ブログに書くような園芸的なことは何も起こってないが、何やかや慌ただしい日々だ。マルチタスクが得意な人って、同時に幾つものことを気に留めてられんのかな。私はそれがけっこう苦手かも。

複数の用事を同時に意識して滑らかに進めるんじゃなくて、一度に一つの事にしかフォーカスできず、それぞれを細切れにして一々ガチャガチャとザッピングしながら何とか進めてるって感じがする。で、そうすると細切れの案件が頭の中に散らばって、胸の中もいろんな気分の残骸で片付かず、散漫かつエネルギーのロスが大きい気がする。ぼんやりした気鬱が全身に広がってグッタリしてしまう。

だけど、そのザッピングの中にちょっと自然の視点が入り込んでくるだけで、散らかってたものがスーッと凝固して落ち着いていく感じがするんだよな。不思議。

今日は月食だよと朝のリビングで言われ、ガチャガチャした一日の中で、時折お月さまのことを考えた。それで帰宅して眠そうな子どもと外に出たらピカッと光る丸い月。だんだん欠けて真っ赤に染まって、「同じ月食は前にも見たね」と子ども。君は今よりずっと小さかったけどねと私。広い夜空を見ながら、仕事も人も自然も、常に一回きりであるのと同時に、何度も繰り返す円環のようでもあると思う。問題が起きては解決し、生まれては死に、欠けては満ちる。ぼんやり広がって胸を圧迫してた気鬱も落ち着かなさも、一つ一つがぎゅっと圧縮されて散在する小さな点になり、遠くから見る星空みたいに静かになる。

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(↑これは前回の皆既月食のとき撮った写真)

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後で知ったが、今回の月食って、スーパームーン(地球に近くて大きく見える月)+ブルームーン(月に2回の満月)+レッドムーン(皆既月食の赤い月)が重なる、特別な皆既月食だったらしい。

スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン。なんかレッド・ホット・チリ・ペッパーズを思い出させる語感だ。形容詞が多いから?それともブラッド・シュガー・セックス・マジックからの連想か?



レッチリ的には血迷い路線扱いされがちな(←分かるけど)『ワン・ホット・ミニット』も割と好き。





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by macchi73 | 2018-01-31 23:55 | 【その他】日記 | Comments(2)
2018年 01月 26日
大寒波と空想の庭
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「億劫だけど、バラの誘引だけはしないとなー」と延ばし延ばしにしてた庭仕事に一旦手をつけたら、時期外れの庭心に火がついてしまった。それで気分のままに、来春のための苗をたくさん植え付けた。

久々の庭仕事で愉しく疲れてベンチに座って冬枯れの庭を眺めてたら、今植えたばかりの苗たちからぐんぐん芽が伸びてきて、たくさんの花を咲かせる光景がありありと見えた。枯葉色の庭が、みるみる緑滴る花の庭になった。空想のプロジェクション・マッピング。

冬場の植付けは一般にはオススメされないことではあるが、守破離の教えもある。天気の良い冬の庭で、「心のままのガーデニング、これもアリか」とほくほくしてた。たった四十にして、すでに心の欲する所に従って矩を踰えずの境地。三十年ほど飛び級。

その翌日の夜から、雪が降り始めた。正直ちょっと怯んだけど、まあ柔らかい雪の布団も悪くはないだろ、と暖かい部屋で美しいガーデン雑誌を読みながらまだまだ余裕だった。

……それが先日までのこと。

しかし更にその後、東京に48年ぶりもの大寒波がやってくるとは。
辺り一面、凶悪そうな霜柱がニョキニョキ生えて、苗はせり上げられ押し出されて、瀕死の状態だ。ふわふわで暖かそうにすら見えた雪も固く凍って、とてもその下の苗たちが安泰だとは思えない。予報では、この寒さはあと2週間も続くという。
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↑MY脳内のプロジェクション・マッピング。この寒波で、獲らぬ狸に終わるかも。
(ブログに簡単アニメ作成ボタンがついたのでお試し)


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by macchi73 | 2018-01-26 08:00 | 【庭】季節の様子・庭仕事 | Comments(5)
2018年 01月 23日
雪の浮かれポンチ
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雪降った!
夜、雪降る中をわざと歩いて帰宅。珍しい天気っていつもわくわくする。頭に肩に雪をこんもり乗せたままリビングに突入。まだ起きてた子供がうわあ、と言う。夫がウハアと吹き出す。そのまま風呂場に直行して雪を払い落としたら、洗面器がミニチュアの北極海みたいになった。

翌朝は窓が光って目が覚めた。庭に出る。空が青くて明るい雪だ。反射して地面もなんだか薄青い。空気は冷んやり湿ってる。お日様に照らされて早くも樹上から透明な水がぽたぽた流れ落ちてる。雪解け水ってちょっと美味しそう。

予想通りバスもタクシーも電車も遅れてるので、人々に紛れて珍しく堂々とした風情で遅刻する。私の遅刻自体は珍しくはない。通勤の人たちがため息ついたり会社に電話したりしてる。しばらくしてやって来たバスに乗り込んで小学校の前を通ったら、白銀の校庭に色とりどりの防寒着を着た沢山の子供たちがてんでに雪遊びしてて、何か物凄くポップな光景だった。カラフルな水玉が跳ねてるみたい。集団の動き自体が笑ってるみたい。子どもは元気だねえ……と乗客の会話。

日中は真面目に黙々と仕事して、すぐに夜になって、帰宅する。
路上の雪は人の往来であらかた溶けちゃったけど、庭の雪は健在で嬉しい。桜の木の下には屍体が埋まっている。この雪の下には一昨日植えたばかりのチビ苗が並んで埋もれている。でもまあ、こんな感じの天気だったら、冬の地表に晒されてるよりも苗には良さそうな気もする。寒風から守られて、たっぷり水を吸って。苗も子供たちみたいに雪を楽しんでると良い。
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by macchi73 | 2018-01-23 23:55 | 【その他】日記 | Comments(0)
2018年 01月 21日
冬の庭仕事(やって良いこと&悪いこと)
冬の庭仕事の定番、落葉樹の剪定とバラの剪定・誘引・寒肥をした。

今年はゼフィリーヌ・ドルーアンがやたらと長いシュートを何本も伸ばしているので、テラスの庇に沿って誘引してみる。ここまで長く蔓を伸ばしたことがないから、ちょっとどういう咲き方になるか想像できないんだけど、ツヤツヤの良いシュートを切っちゃうのも勿体無いからな。グッと伸ばしてみよう。そのかわり施肥は少し多めにしとく。
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鉢植えで背が高くなってしまったオレンジ色のバラ、ジャストジョーイは地植えにして、巨大になったアンジェラも低く切り戻してつるバラ風からブッシュ風に樹形を変えちゃう。それからブラックベリーとラズベリーの蔓の誘引もする。綺麗な花と美味しい果実がいっぱいできますように。
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よーし、これで冬にやらなくちゃいけない作業は完了!
(庭に積まれた剪定屑は見ないふり……)

でももっと何かやりたいウズウズがおさまらない。秋冬の庭仕事の最大の楽しみは、「来年はこんな庭にしよう」って風景をイメージしながら植栽の手入れすることだと思うんだけど、ここ数年は全くそういう作業をしてなかったんだよな。おかげで勝手に生えてきた草(当然だが雑草が多い)が幅を利かすトゥー・マッチ・ワイルド・ガーデンになってしまっていたのだった。この辺りで一度、秩序と楽しみを庭に取り戻さなねばなるまい。庭奥の隠れ家のベンチで目の前の冬枯れの庭を睨んで考える−−

よし決めた!今年の庭のテーマは「隠れ家から見て楽しい景色」にしよう。

テーマが決まったら、さっそく庭のあちこちに埋まっている植物の株を掘り返して良さそうなポイントに移植する。隠れ家から眺めるなら、春にはあの辺とあの辺に背の高い花があると良さそうだな、夏には正面のポタジェにフェンネルの大株がふんわりした花を咲かせるからその手前にはビビッドな色の花を集めたら楽しい風景かもな……。

しかし手持ちの植物では派手さが決定的に足りない。そこで「ちょっと花屋さんに行って適当なポット苗10個買ってきてよ。お釣りでお菓子買ってきてイイから」と遊びに来ている小中学生をお使いに出す。チョイスは君らのセンスに任せた!とか何とか言っちゃって、自分で行かない適当なヤツ。ちょっと前に初めてのぎっくり腰やっちゃって、動きがまだイマイチなんだよな。なのに庭仕事したがるヤツ。

そんな感じで、久々に新しい種類の花の苗が庭に追加されたのであった。普段は植えたらタグなんて捨てちゃってるが、イメージをキープするために今回は土の上に挿しておく。そしてまた半眼になって隠れ家ベンチに腰掛けて庭を眺めると、地面のタグのそばから芽が伸びてきて、色とりどりの花を咲かせる様子がありありと見えてくる……。
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本当は、草花や球根の移植や植え付けは、秋の早いうちに済ませておかなくちゃいけない作業なんだけどな。まだ気候の良い時期に定植しておくことで、冬にも堪えられる強い株が育つという理なので、植物の負担が大きいだけの真冬の植え付けはNGなはず。

でもブログで過去の記録を探ると、冬に植え付けた花でもだいたい春以降には無事花をみせてくれていることは確認できて一安心。まあ、温暖な東京辺りでは、何やかやで冬の植え付けも割と大丈夫ってことか。

ただし、もっとよく記録写真を見ると、ちゃんと春・秋に気合を入れて植え付けした年の花々は豪華で、変な時期に植えた年の花々は線が細く力弱い感じは否めない。やっぱり時期を外した植え付けでは本番までに充分な力を蓄えられないことが多いようだ。また、長い目で見た後年までの定着率も、やはりちゃんとした植え付け時期に適切な処理をして植えたものの方が高いように思う。

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↑MY脳内に広がる来春の庭。


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by macchi73 | 2018-01-21 23:20 | 【庭】季節の様子・庭仕事 | Comments(2)
2018年 01月 14日
天地返し、冬の巣(蟻、地蜘蛛)
地表の草が枯れ果てて地面が真っ平らになったので、庭土の天地返しをした。シャベルで深く地面を掘り返して、地中を地表に・地表を地中に、ひっくり返して入れ替える。

地中でぬくぬく育っていた虫たちが地表の寒風に晒される。どれどれ珍しい虫はいないかな?と覗き込むが、いてもほとんどがコガネムシの幼虫だ。もぞもぞとゆっくりした動きで地下に帰ろうとしているようだが、すぐにジョウビタキが寄ってきてそのうちの一部を美味しくいただく。毎年毎年、判で押したようにな連携プレー。ジョウビタキって、天地返しを見張ってんのかな?

球根も大量に発掘される。こちらも地中で瑞々しい白い根や芽を伸ばしていたのに、シャベルで無惨に割られてしまったものも多数。とりあえず一箇所にまとめておいて、整地が終わってからあちこちに適当に埋め戻す。こうやって、昔は種ごと色ごとにきちんとデザインされて植えられていた花々が、どんどん無作為な混植の様相を呈する庭になっていく。拡散現象の一つのサンプルと言えるんではないか。

カミキリにやられてしまった朽木の根を土中から掘り上げたら、蟻の巣になっていた。巣の中の一部はキラキラした透明のものに覆われている。樹液のようにも見えるけど、木はもう枯れきっているようだし、これって何だろう?蟻に関係あるものなのかな?蟻の迷惑も顧みずにジロジロと眺める。
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このように庭の住民の暮らしを蹂躙する乱暴な天地返しだが、アンタッチャブルなエリアもある。カナヘビ、ガマガエル、ジグモなど、何年も庭に定住して暮らす生物の巣のある場所だ。これらについては、もう専有権なんかも発生している恐れもあるので、敷地内同居メンバーとして、そっと避けて通る。

この中で一番寿命が短そうなのはジグモだが、今年もしっかりした立派な巣がいつものバラの根元にあるのを確認した。成体になるまで3年くらい、成体になってからは4年くらい生きるらしいが、2年前に大きな成体の姿を見かけたから長くてもあと2年くらいでお別れなのかな。いつかある年、巣がないのに気づいて、あーそっか、とか思う様子が想像されてしまった。ちょっと寂しいかもな。
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ちなみに今日の庭仕事の相棒は末っ子だった。これも毎年のこと。近所の花屋さんに付き合って肥料の袋を運ぶのを手伝ってくれたり猫と遊んだり、道路の枯葉を掃き集めてご近所さんに労われたり、剪定屑をまとめたり猫と遊んだり、球根を埋め戻す私に温かいお茶を運んで来てくれたり、まめまめしい。夜には「お風呂沸かしたからもうお母さんも中に入りなよう!」と少し呆れた調子で呼んでくれるのもいつものこと。本当に楽しい庭の相棒だ。でも来春はもう中学生だし、これも今年くらいでおしまいかな。こちらに関しても、いつかある年、ああそうかと昔のことを思い出すんだろう。でもその時は、ちょっと嬉しいのかもな。



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by macchi73 | 2018-01-14 23:55 | 【庭】季節の様子・庭仕事 | Comments(5)