カテゴリ:栽培日記:夏の植物( 72 )

2018年 06月 18日
ルドベキア(チェリーブランデー)
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金木犀の株元で、去年植えたチェリーブランデーが咲いてる。

ルドベキアの仲間といえば、丈夫で増えすぎて何となく垢抜けない道端の雑草のようなイメージだが……と書いてみて、これは私だけの偏見かもしれないな、とふと思ってしまったが、それは良いとして。

このチェリーブランデーという品種は、咲き始めは濃い赤褐色なのが咲き進むとどんどん色褪せてアンティークな感じの色味となり、いかにもオシャレで雑草感は少ない。花の中心部が丸く盛り上がり、ラメのような艶のある感じなのも、まるで何かの化粧品のようだ。

しかし育て方は通常のルドベキアに準ずる。つまり、放置でOK。花付きも大変良い。見た目と性質にギャップ。


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by macchi73 | 2018-06-18 06:00 | 栽培日記:夏の植物 | Comments(0)
2018年 06月 16日
シュンメイギク(春明菊; グリーンベリー; アネモネ バージニアナ)
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【春明菊の育て方】
●秋明菊に似た姿だが初夏に咲くため、「春咲き秋明菊」とも呼ばれる(って、春咲きなのか夏咲きなのか秋なのか混乱する命名だよな……)
●草丈:60-80cm
●花期:初夏(5-6月)
●日向を好み耐暑性も割とあるが、高温多湿にはやや弱いので、株元は半日陰〜日陰になる場所の方が良いらしい。耐寒性は強い。
●冬には地上部が枯れて越冬するので、地際まで刈り戻す。
●株分けで増やせる。場所が合えば零れ種で増えることも。


気づいたら、庭のシュンメイギクの花がもう終わりかけて、緑の坊主頭みたいな実ができてる。
「ベリーが実る訳でもないのに、なんでグリーンベリーっていう名前で売られてんだろ?」と思っていたが、花後の様子から来てんだな、と今納得。

ちなみに、"秋明菊"ではなくて"春明菊"である。ちょっと聞きなれない名前だが、秋明菊と同じキンポウゲ科で初夏に咲く花だ。秋明菊に雰囲気の似た姿だが、もっと小柄で、花は薄く緑がかる。
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↑ 5月の半ば、花盛りだったころの写真。
花にも葉茎にも、微妙に明るい黄緑の色味があって、色んな緑の藪の中でもちょっと目に止まる感じだった。
可愛らしい雰囲気の花だと思う。

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by macchi73 | 2018-06-16 06:00 | 栽培日記:夏の植物 | Comments(0)
2018年 06月 07日
Q. 秋まきの種を春にまいたらどうなるか(矢車菊)
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A. なんとかなる。

という訳で、今春、適当に種まきした矢車菊が、ちょっとした花畑になり始めた。

本来なら、秋に種まきしてじっくりと株を大きく育てれば、4月頃から夏にかけて咲く花なんだと思うが、春まきすると今の時期くらいから咲きだすようだ。春播きだと、種まきから開花までは3ヶ月弱ってとこだな。

秋まきでちゃんと育てたのであろう矢車菊畑を通勤路で見かけるが、そちらは茎がもっとしっかり強く直立する感じで、一株がみっしり密度高く咲いているように見える。それに比べて我が家の春まき矢車菊は、ちょっと線が細いようだ。草茫々の薮の中で咲いてるので、線が細くなっちゃっただけって可能性もあるが。

でもまあ、これはこれで、風情があって良し(か?)。
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by macchi73 | 2018-06-07 06:00 | 栽培日記:夏の植物 | Comments(0)
2018年 06月 05日
八重咲きクチナシの匂い
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庭からの夜風に乗って、クチナシ(梔子)の甘くて優しい香りがリビングに吹き込んできた。
あまりにうっとりする匂いなので、そのまま庭に出てしばらくぼーっとする。

夜の庭には、涼しい香りの青薔薇、ふんわり軽やかな泡みたいな白紫陽花、カップ型の花がほんのり光る桃色昼咲月見草などが静かに咲いている。たまに風に吹かれて周囲の草がさわさわ揺れると、ラベンダーの良い匂いも流れてくる。裸足でミントやカラミンサを踏みながら、いろんな良い香りに包まれて草の中を歩き回ってたら、コリアンダーの藪に踏み込んでしまって、むむむ、となった。コリアンダー、花は繊細で美しいし、料理に入れれば美味しくって大好きだけど、夜の庭でうっとりするような香りではないな。有り体に言うと臭い。

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香りの良い花木は数あれど、早春の沈丁花、初夏の梔子、秋の金木犀のことを特に三大香木と呼ぶらしい。世界三大美人みたいだが、そう呼びたくなるのも分かる悩ましいほどの良い香り。

一重のも八重のも芳香は同じだけど、私はクチナシは八重の方が好き。端正に巻かれた肉厚の花が物凄く魅力的だと思う。質感としては白木蓮の花弁にも似ている。どちらもただ白いんじゃなくて、濃厚な乳のような白で豪華。しばらくすると端々から茶色く傷んでくるのも似てる。豪華なものは腐乱する、と思う。それも含めて魅力的。

クチナシの葉は大食漢のオオスカシバの好物なので、気づくと丸裸になってしまって花を見ないで終わる年が多い。でも今年はずいぶん綺麗に咲いてるよ、と夫に言うと、「気にして世話してたんだ」と言う。オオスカシバを発見したら取り除いていたらしい。オオスカシバもユニークで綺麗な蛾だから好きなんだけどな。クチナシを見られる年はオオスカシバを見ないし、オオスカシバを見られる年にはクチナシを見られないという排他関係。

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by macchi73 | 2018-06-05 23:55 | 栽培日記:夏の植物 | Comments(6)
2018年 05月 30日
ダウカスダーラとハナグモ(野良人参と花蜘蛛)
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【ダウカスダーラの育て方】
●草丈:1m
●花期:初夏~夏
●寒さには強く、蒸し暑さにはやや弱い。
●基本的にはノラニンジンの花は白だが、真ん中あたりの花だけ赤黒い花が咲くことがある。それが白いレースに落ちた血の滴のように見えるので、「英国アン女王がレース編み中に落とした血」という見立てになり、クイーンアンズ・レース・ハーブ、または単にレースフラワーと呼ばれたりもする。ダウカスダーラは、その赤花種。
●零れ種でも殖えるが、赤花種は色の出方が不安定で、何色の花が咲くかは、咲いてみないとわからない。


静脈血のような色のノラニンジンの満開の花の上を、透き通った白と緑色の花蜘蛛が歩いていた。

ノラニンジンは、昔、ベイリー・ホワイトの『ママは決心したよ!』という本(とても好き)で読んで、きっと素朴で野趣溢れる花なんだろうと想像して植えた苗だ。

野良人参の名に違わず、葉は人参に似る。花は白が一般的なようだが、花屋さんで買った苗は「ダウカスダーラ」という赤黒い花色の品種だった。ゴージャスすぎて、最初は「うーん、期待してたのとは違うなあ……野良感が少ない……」と思ったが、こうやって花蜘蛛の背景になってみると、美しいかもな。
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株も花もすぐ巨大化して花付きも良いが、長く伸びた茎が倒れて四方八方に這うように広がってから、あらためて上に伸びてくることが多いようだ。なので1株でも非常に場所はとる。草丈が高くなりすぎたら支柱で支えてあげると良いのかもしれない。それか、広大な庭で、いろんな花が咲き乱れる場所で自由に伸ばしておくのが、『ママは決心したよ!』で読んだような、自然の雰囲気が出る感じかも。

花色は、濃いもの淡いものとバリエーションが広く、群生しても単調にならないのは良い感じ。
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by macchi73 | 2018-05-30 06:00 | 栽培日記:夏の植物 | Comments(0)
2018年 05月 23日
三尺バーベナの上のアオスジアゲハ
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三尺バーベナ(バーベナ・ボナリエンシス)の育て方:
●花期は5~9月。バーベナらしい紫色の小花を咲かせるが、背丈が高いのが特徴。
●草丈は名前通りなら三尺(90cm)だが、うちの庭だと六尺くらいになってる。
●日当たりさえ良ければ、施肥も不要で、暑さ寒さにも虫にも強い。
●冬には枯れるが、地際で刈り込んでおけば春にはまた芽吹く。
●株が大きくなって混み合って来たら株分けするか、春〜夏に挿芽で殖やせる。


三尺バーベナがぐんぐん伸びて大人の身長くらいになって、風が吹くたびに紫色の花が揺れてる。
葉っぱの無い細い茎だけを高くスッと伸ばして先端にコンパクトな房咲きの小花を咲かせるので、背は高いけど鬱陶しくないというか、重力を感じさせ無いスケルトンな感じで好きな花だ。ひょろっと華奢に見えるけど、茎は強くて絶対に倒れないのも嬉しい。

バーベナの仲間らしく蝶を沢山呼ぶ。

今日はアオスジアゲハが何度もなんどもやって来ていた。よっぽど美味しいのか、ムシャムシャって感じで花を乱暴に散らしながらずっと吸蜜している。アオスジアゲハはスピードが早くて普段ならあまり近くで写真は撮りにくいんだけど、バーベナに夢中で、近づいても逃げない。エアグライダーみたいな尖った翅はいかにもスピード狂っぽい。並んだ四角模様は、陽が当たると青から緑に透けて綺麗だ。翅の模様は春と夏で少し変わるが、春型の方がやや小柄で全体的に明るい色味なのはアゲハチョウ全体に共通した特徴らしい。夏型の方が黒っぽくて体が大きい。たぶん強い日差しに対応してるのと、幼虫時代に暖かく栄養たっぷりで育てるだからだと思う。
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by macchi73 | 2018-05-23 06:00 | 栽培日記:夏の植物 | Comments(2)
2017年 06月 25日
冷たい百合の香り(シオネール)
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庭からイエローウィンの匂いが漂って来た。家の中までほんのり百合の香り。球根をいくつか植えたのは10年も前のことなのに、それからずっと、増えたり減ったりまた増えたり、去年の場所から消えたり忽然と別の場所に現れたりしたりしながら、必ず毎年夏になれば庭のどこかで咲いている。球根が分球して、庭のあちこちに散ってるんだな。

今年も咲いたね、匂いで分かるねと話していたら、「切って来ようか」と夫が庭から一枝摘んで来た。とたんに部屋の中が百合の香りに占領される。

そういえば、百合の香りって強烈過ぎて苦手な人が多いとどこかで読んだ。でも、庭の百合の中で一番最初に咲くこの黄色い百合の香りは、もう少し後に咲く白やピンクの百合みたいにクラクラする香りとは少し感じが違う気がする。
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それで調べてみたら、面白い記事を見つけた。
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)
 → 成人男女に対するユリの香りの嗜好調査(大久保直美)

この記事によると、強い香りを持つオリエンタル系の百合の中で、イエローウィンだけが香り成分の構成が全然違う。官能的で甘く濃厚な香り成分とされるイソオイゲノールがほとんど含まれず、代わりに清涼感のあるユーカリプトール(別名シオネール)が多い構成になっているようだ。

ちなみにイソオイゲノールとは、バナナやイランイランの香りらしい。甘ったるく多幸感を呼ぶ。一方、シオネールはヨモギやローズマリーに含まれるスースーする香り。去痰や清涼剤に使われ、生ゴミや靴箱の消臭にも良いらしい。

なるほど、それでは……と、靴箱と子どもたちの部活動道具が置かれている玄関の一角に花瓶を移動。まあ、それらが臭いって訳では決してないけど。明るい黄色の百合の爽やかな香りに満たされた玄関って良い感じ。
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by macchi73 | 2017-06-25 23:55 | 栽培日記:夏の植物 | Comments(8)
2017年 05月 22日
アサザ(阿佐々、浅沙)
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今年は暖かくなるの遅いねとか言ってたら、いきなり凄い暑かった。
サイクリングに行ったら、風はあるが熱風といって良いような肌触り。28℃って夏日だな。気持ちイイ!!

庭も凄い勢いで緑が濃くなって、ジャングル風味が出てきてしまった。早い。
窓には既に、立派な緑のカーテン。早すぎ。

睡蓮鉢でも今年初の黄色の花が咲いてた。確かアサザだっけな。
調べたら別名はハナジュンサイっていうみたいなので「えっ、ジュンサイみたいに美味しいのか!?」と期待したが、葉がジュンサイに似てるからって理由での命名のようだった。若葉はサッと湯がいて食用にできるという記事もあったが、どこにも美味しいというリポートがないのを見ると、食用としてはそんなに優秀ではないのではと想像。
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発芽しすぎた庭の二十日大根など、今日も間引いて食べた。シャキシャキで味が濃くて美味しい。

アサザも一瞬迷ったが、食指が動かず……多分試すことはない気がする(美味しそうセンサーが働かないから)。
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by macchi73 | 2017-05-22 02:43 | 栽培日記:夏の植物 | Comments(4)
2016年 07月 21日
ネオンカラーのリコリス(紫狐剃刀)
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雨続きで毎朝憂鬱。こういう時は本当なら家で静かに過ごしたいよなあ……とか思って、音楽かけてパジャマ姿でぐずぐずしてる。夏休み時期ということもあり、私以外は誰も起きてこない。一人ぼっちで暗いリビング。


 BGMはピアノアルバム『三月のワルツ』。ジャケット買いだが成功。


くそう、出勤億劫だなー、雨どんくらいかなーと、サンダルはいて様子を見に出る。

……うわー、ドシャドシャ降ってる(素足が泥はねだらけ)。
……ぎゃー、庭が荒れてる(気が滅入る)。

そしたら、鬱蒼とした暗い緑の庭隅に、ぽつんと光るピンクを発見。
なんだなんだ!?と寄ってみたら、夫が刈り残した藪の中に、唐突な感じでリコリス・スプレンゲリが咲いていた。鮮やかな青みのピンクが目にしみる。

雨に濡れながら、花についた水滴と不思議な花色をしばらく見下ろす。毎年思うが、青とピンクのグラデーションって、なんか蛍光色っぽくて人工的な感じがする。それから辺りを見回したら、他にもポツポツ咲いてる花があるのに気づいた。食べ頃になったブラックベリーも点々と。

じわじわ気分が変わって、写真何枚か撮って、着替えしてコーヒー飲んで出勤。
雨って綺麗。荒廃も綺麗。
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by macchi73 | 2016-07-21 07:00 | 栽培日記:夏の植物 | Comments(5)
2016年 06月 12日
紫陽花とプール(夏の訪れ)
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気づいたら、庭でいろんな紫陽花が咲いてる。サンダルひっかけて見に行く。

覗き込んだら、花の中でシマサシガメが息絶えていた。
小さなアリが、砂漠を渡るラクダみたいに、隊列をつくって紫陽花の上を渡っていく。シマサシガメの死体まで。

見渡す限りの明るい紫〜ピンク〜黄色〜白のグラデーションに囲まれて、ずいぶん美麗な死の床だ。まるで天国みたいだな……とちょっと思ったけど、虫はそんなこと思わないかな。虫は人間ではないからな。

昆虫には人間には見えない紫外線も見えるというから、このアジサイ平原(?)も、人間とは全然違うように見えているんだろう。紫外線カメラの画像を思い出しながら、昆虫たちの見ている景色を想像してみたが、ううーん、色味はまだ幾らか想像できても、複眼での見え方っていうのが、なかなか想像できない……難しい。私は虫ではないからな。
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遠くからだとこんもりした手毬のように見える紫陽花の花だが、よく見ると(よく見なくても)小さな花が群れ咲いた形状をしているのは、誰でも知っていることだ。が、それらの小花の一つ一つの中にはさらに小さな花があり、その中にやっと雄しべと雌しべが見えるというのは、よくよく見ないと気づきにくい。

通常私たちが紫陽花の花だと思っている部分は萼などが変化した「装飾花」で、その中の小さな花の方が「真の花」という構造だ。まずは外側の装飾花が咲いてからその中の真の花が咲くから、つまり紫陽花の開花は、二段階式になっていることになる。ちょっとマトリョーシカみたいだ。
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毎年この時期、庭に紫陽花が咲き始める頃になると、娘が「あっ!プール行かないと、もう時間がない!」と言い出す。学校のプールが始まる前に、一度泳いで備えておきたいのだという(その感覚、私はよく分からないんだけど……)。

で、今年もまた、押入れの奥をガタガタと引っ掻き回して水泳セットを探している音に続いて、「さー!今日はプール行こう!」と宣言する声を聞いた。ふ。我が家の変テコかわい子ちゃん。

その声を聴いて、そうか、今年も夏が来たんだなーと思う。
毎年、毎年、似たようなこと。
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雨降ってきた日曜の夜、Blurの"Modern Life Is Rubbish"聴きながら、うえー明日仕事に行きたくないなあ……とか思ったり。

最近また新しいアルバム出してるっぽい。聴きたいかも。


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by macchi73 | 2016-06-12 23:23 | 栽培日記:夏の植物 | Comments(5)