ハゴロモの仲間:ベッコウハゴロモ、アオバハゴロモ、チュウゴクアミガサハゴロモ
2025年 10月 05日

庭のブラックベリーの蔓枝に、2種類のハゴロモが並んでいるのを見た。桑の木に絡む蔓だから、食草は桑の方かもなって思うけど。

ちょっと面白いと思ったのは、アオバもベッコウも体型も顔つきもそっくりなのに、翅の休め方が違うみたい。ベッコウの方は平たく開いてとまっているのに、アオバは翅を立ててとまっている。
もう一種類、最近多く見かける外来種の赤錆色のハゴロモの「チュウゴクアミガサハゴロモ(中国編笠羽衣)」も、横に開いてとまっていることが多いかもな。でもベッコウハゴロモもアミガサハゴロモも翅を立てているのを見ることはあるが、アオバが平たくなっている姿って見ない気がする。アオバだけ、いつも貝のようにピッタリ閉じてる不思議。


ハゴロモの仲間は卵で越冬するから、こうやって成虫の姿を見られるのもそろそろ終わりだろう。寒くなるにつれ成虫は死に絶え、残された卵は樹木の窪みなんかで冬を越す。
春には木の上でよくアオバハゴロモが密集しているのを見かけるから、何となく「ハゴロモって成虫の姿で木のウロに潜って越冬するのかな?」とぼんやり思っていたりもしたが……。多くの在来ハゴロモは春の年1化性で、そのタイミングで皆で一気に羽化して繁殖する戦略だからこその密集風景っていうことのようだ。

うん、年1化の在来種より年2化の方が環境に柔軟に対応できそうだから、有利な気がしますよね。食草は物凄くありふれてるから、即、お互いに影響するものかはちょっと分からないですが。
外来種自体は、新たにみかけるようになると正直ちょっとときめいちゃうところもあるけど、競合する在来種が減るのとセットだと、そこは回避したくなりますよね。外来種が悪い訳じゃないけど、バリエーションが減るのは寂しい。
最初のうちは「うわー、珍しい・映える虫を見ちゃったよ!」って喜んでたのが、そのうちソッチしか見なくなっちゃって、5年10年のうちには「またか」ってなるケースは多い気がします。
アカボシゴマダラとかも最初はかなり目を引いたけど、今はむしろアカボシしか見ないですしね。
