夏に見かける白い花木:朴、栃、山楂、オオバアサガラ(大葉麻殻)、ガマズミ、ミズキ、コアジサイ、ほか
2025年 06月 22日

えー、また白い花木チェックかって我ながら思ってしまうけど。こういうのは繰り返しであります。リピートに次ぐリピート、それでそのうち記憶にしっかり定着するという訳です。
まずは、とても巨大な団扇みたいな葉に、肉厚の大きな白い花を咲かせるのは朴の木(ホオノキ)。巨大な白い花の木ってことで、つい泰山木と言いそうになることがあるけど、葉っぱが全然違う。ホオノキは朴葉味噌で有名なだけあって、芳香がある広いお皿のような葉だ。

次に、やはり巨木に巨大な花を咲かせるのは栃ノ木(トチノキ)。
大きな木に、大きな花をタワー状に咲かせる。最近はもう果実になり始めてるから、満開は5月〜6月頭くらいだったと思うけど。秋にはピカピカの大きな実を落とすから、子供たちの人気者だ。


立ち上がらないで、枝垂れて咲くのはエゴノキの仲間のオオバアサガラ(大葉麻殻)。
山の渓流や林道沿いによく見られる先駆植物だ。ニホンジカが嫌うらしく食害されないので、ぐんぐん繁茂する模様。成長のスピードを重視する先駆植物の常で、葉は大きく木質は脆くて折れやすく、使い物にならないということでアサガラ呼ばわりされているようだ。

あと、これは分かりやすいよね、山法師(ヤマボウシ)。前の庭にも咲いてたからかな、目に馴染む。
花が全部上を向いて咲いて、中心に真ん丸ボールがある。これは秋には赤く色づいて美味しく食べられる。花も実も見栄えするから庭や公園でもよく見るが、自然の山に自生しているものはとんでもなく巨木になったりしていることも多い。

それからこれはトキワサンザシ(常盤山楂)かな。園芸店ではピラカンサという名前で流通してる。
バラ科らしい丸っこい5枚の花弁の花がこんもり咲く感じで、肉厚の照葉もなんだか丸っこくて縁には細かいギザギザがある。園芸種だとは思うんだけど、秋のたわわな赤い実を鳥がよく食べるから、けっこうその辺の林でも見かける。

これも丸目の照葉に丸い花だけど、花の大きさが一回りほど大きいのは、シャリンバイ(車輪梅)。サンザシと同じくバラ科。もともとは海辺に自生する常緑低木だけど、過酷な環境にも耐えるので街路の植え込みに使われているのをよく見る。秋の果実の色は黒紫色。

そして、こっからちょっと難しくなるぜ。
繊細な極小の花火のような花がフンワリ鞠状に咲いているのは、コアジサイだと思うけど。アジサイ科になってくると、とたんに見分けるのが苦手になってくるんだよなあ。

山でよく見かけるアジサイ風の花であるヤブデマリは、上を向いて咲く平たい感じで、なんとなく分かるようになったとは思うけど。

じゃあ、これはどうなんだ?
上向きに咲いてはいるが、花首が長くてちょっと雰囲気が違うよね。同じくアジサイ科のウツギなのか?あなた、マルバウツギだったりする?……とか思うが、遠くからだと自信が持てない。

それから、見分けるのが苦手なトップの花であるガマズミ(だよね?)。
果実は食べるに良し、果実酒に良しで、すぐに見分けたい山の花木のトップであるにも関わらず、たぶんその「これは覚えないと」というプレッシャーのあまり迷いが生じて覚えられないという変な循環にハマってしまっている。「葉がビラッとして垂れている」ってイメージが強いんだけど、意外とそういう形容詞がつけやすい葉が、山には複数ある気がするんだ。

例えばこれなんかも、葉がビラッとして垂れてるじゃん。さらには房状の白い小花が水平に咲くのも同じじゃん。でもなんだか上の写真とは雰囲気が違うじゃん。多分、ミズキ科のミズキなんだと思うけど。パッと見、迷っちゃうんだよな。

その他、白い花木はまだまだ色々。
