ウメハルシメジ(梅春占地茸)
2025年 04月 27日

今日も猫と庭に出て過ごした。この春の優しいお日様と空気、人間だけ楽しんでるんじゃ申し訳ないもんな。
猫トンネルを延長連結して、好きに巡回できるようにしておく。意外とテント部分が大きいので、好奇心から一緒に入ってみたら、猫、ゴロゴロくっついて来て、はしゃぐじゃん。居心地良いじゃん。



そうして猫と戯れながら低いところから庭を見たら、いつもと少し違う景色が見えた。柔らかい落葉が積もった地面、ぐるりを取り囲む明るい草藪、そして草を透過する緑の光。きらきら光ってる。

それで見つけた。梅の木の下の草薮の中に、木を囲むようにしっかりしたキノコが何本も生えている。
引き締まった固い肉質でしっかり重く、カサは大きくなると波打つようだ。傘裏のヒダは白いが、よくよくみると微かに淡い桃色がかっていて綺麗だ。柄を引き裂いてみたら中までしっかりした繊維で埋まっており、シャキシャキとした感触。匂いを嗅ぐと、ほぼ無臭だがほんの少しだけ杏のような香りがする。んー、これは何か美味しそうな予感……。





で、調べてみたけど、たぶんこれは「ウメハルシメジ」かな?
桜が散り終わった晩春の頃に、手入れされていない下草の茂った梅の木の周りに映えるキノコ。アウトドア情報のBE-PALのサイトによれば、超美味しいキノコらしい(!)。下記の記事を読む限りでは、生えている場所といい姿形といいピッタリ一致するけど。でもまあ、似た毒キノコもあるようだから、まだ食べるのは自粛しとく。でもこれから毎年同じ場所で遭うようになって、そのうち絶対の自信を持って同定できる経験を持てたら、いつかきっと食べちゃうかもしれないな。