4月、バラの季節スタート

お！庭の奥に目に鮮やかなショッキングピンク。今年のバラの魁はアンジェラか。やっぱりバラが咲くと庭が華やかになるよなあ。フンフン。まだ一輪だけだけど。

それで見て回ると、ジャマン先生の思い出”Souvenir du Docteur Jamain（スヴニール・ドゥ・ドクトゥール・ジャマン）”、ペルシャの古都レシュの庭園で発見されたという”Rose de Rescht（ローズ・ド・レッシュ）”、それから”Zéphirine Drouhin（ゼフィリーヌ・ドルーアン）”にも蕾が膨らんでた。これらはどれもダマスク系の芳香バラだから、咲き始めたら庭全体がいい匂いになるぞー。春本番が楽しみだ。

ちなみに「バラの名前って発音をカタカナにしようとすると表記の揺れが凄いよなー、自分のブログ内でも毎回少しずつ違う書き方になってる感じがする」と久々にアルファベットで書いてみて今更知ったけど、ゼフィリーヌって作出家の奥様のフルネームがついたバラだったのか。てっきり"de Rouen”っていう2語だと思い込んで「ルーアンのゼフィリーヌ（←たぶんその地で名高い美女かなんか）」だと想像していた……『アルルの女』的な。

ゼフィリーヌは今となっては一番好きなバラなんだ。花自体はシンプルな形だしピンク単色で複雑なニュアンスとかがあるタイプじゃないんだけど、トゲが無くて・柔らかくて・芳香のバラと言ったら、うちで一番よく食べられるバラだからな。家族みんな大好きなんだ。この花が咲くと、美味しそう！バラ食べよう！！って嬉々としていうし、春になると「薔薇ジャム食べたいなー」って独立した子らからもメッセージが届くほど。

もう、薔薇ジャムやシロップ、ジュースがなしでは暮らせなくなってしまった我々……庭を始めてからのこの20年で薔薇ジャンキーに成り果てた。バラ大好き。食の意味で。