何もしないでも勝手に咲く
2025年 04月 14日

って、言いたいよね。「何もしないでも毎年勝手に咲くんだー」って、なんか庭の達人って感じで憧れるセリフ。
で、グリーンフィンガーの逆の人と言える私にも確実にそのセリフを言わせてくれるのは、今の時期なら白雪芥子と花韮かな。ハナニラの方は、空き地や道端でもよく見られる雑草寄りの良く知られた花かなと思うけど。シラユキゲシの方は、その大変な蔓延り力の割にそんなに知られていない気もする。どちらも日陰でも花をたくさん咲かせて、白い星が瞬くみたいなワイルド・ホワイト・ガーデンの景色を作ってくれる。

あとは、あまり植えっぱなしで大丈夫なイメージはないのに意外と毎年花を咲かせてくれて驚くのは原種タイプのチューリップかな。花壇でスマートに咲くお馴染みのチューリップとはちがって、地際でひっそり小さく咲くタイプだけど。もう何年目だろ。毎年、あれっ、あんなところでチューリップ咲いてるじゃん!と思わせてくれる。


そして「何もしないでも勝手に広がっちゃってさあ……」と、まったく手に追えないジャジャ馬だネェ的なニュアンスまで漂わせることができるのは、ツルニチニチソウ。ミントなんかもそうだけど、ちょっとトホホって感じで言えたりする、内心はニヤけてんだけど。丈夫でぐんぐん増えて花以外の時期も斑入りの明るい色の葉で地面を綺麗に彩ってくれるし、薄紫の花は涼しげで綺麗だし。
