オオハナワラビ、オオカマキリ(大花蕨、大蟷螂)
2024年 12月 12日

林床につぶつぶの何かが直立しているのを見つけた。ちょっと海ブドウみたいな。
葉も穂もあまりシダっぽくないが、シダの仲間のハナヤスリ科オオハナワラビという草らしい。よく見るシダ類は夏に繁るけど、オオハナワラビは夏に枯れて秋から冬に青々する冬緑性のシダだ。
地上部に広がる葉からまっすぐ花穂が伸びているように見えるけど、これらはどちらも葉っぱらしい。地面に広がる葉(あんまりシダっぽくない、痩せたヨモギっぽい)の裏にはシダらしい胞子嚢がなくて光合成を行う役目を担っており、立ち上がったプツプツの海ブドウ部分が胞子嚢になっている。
ハナヤスリ科って面白い名前だなと思って仲間たちを調べたら、名前の由来もわかる気がした。シダっぽくなく様々な葉の形がみられるが、葉の中から胞子嚢が一本伸びて直立するのが仲間に共通する特徴のようだ。胞子嚢はオオハナワラビのように分岐しているタイプもあるが、スッと一本だけのタイプも多い。特にそういう一本タイプで、両脇に胞子嚢が規則正しく並ぶ様子が棒ヤスリみたいに見えたんだろうな。
名前も似てるし、雰囲気もちょっと似てるかな……細長いところと、緑色のところが。
でもカマキリは成虫では越冬しないから12月中には最後の成虫もいなくなって、卵だけが次の春を見る。

