エノキの実は甘い、ケヤキの実は軽い
2024年 12月 08日

夫に誘われて、温泉までサイクリング。
朝に家を出たら、キリッと冷たい空気で気持ち良かった。冬はつとめて。
途中のコンビニで温かいお茶を買って、駐輪所で一息つく。見上げたら、空全体に巨大な龍の背骨みたいな雲が薄く広がって、ずっと一定のスピードで西から東に流れている。地上はそこまで風が強くないが上空は大きな風があるっぽい。雲の流れに逆らうように、とても高いところをブーメラン型の鳥が雲の光と影を体に受けてチカチカと点滅しながら飛んでいるのが見える。姫雨燕かな?なんか地上からの距離がすごい。垂直に広がる膨大な空間を感じて、うわー壮観、CGみたいだなー!と思っちゃった。主客転倒。広々した自然の風景は、どっちかってとゲームや映画のCGで見ることが多くなっちゃって。
それから大きな公園を抜けたら、区域によって樹木の葉の色が赤、緑、黄、褐色と移り変わるのと一緒に光も色々に染まって、巨大ステンドグラスの中を移動しているみたいだった。豪華。今度は水平に広がる空間を感じる。




エノキの実は小鳥に人気があるらしい。人も食べられると聞いたので樹上から摘んで食べてみたら、果肉はほんのり甘かった。果肉が薄めの核果タイプで、ドライフルーツみたいな質感。味は乾かし過ぎちゃってボソボソになったレーズンやデーツって感じ。ん、けっこう美味しいな。


一方、ケヤキの果実はとても小さくて固い痩実タイプで人が食べるようなところはないが、アトリなど特定の鳥には好まれる模様。ケヤキって、樹全体では綺麗に紅葉しているのに実がついた小枝だけは紅葉せずに茶色く枯れて小枝ごと地面に落とされる仕組みのようだ。枯れた葉が風を受けて遠くまで飛ばされる繁殖戦略っぽいから、それで果実もカサカサで軽いのか。

しばらく公園を気持ち良く散策して、それから温泉に向かった。
どこもかしこも色づいた葉が空中をひらひら大量に舞っていて綺麗。気温は低いが快晴なので、お日様浴びてると寒さはあまり感じなかったけど、温泉に浸かったら手足がジンジンし始めて、うわー体が冷えてたんだなーと気づいた。露天風呂の湯温は43度、気温は10℃を切り、熱いお湯と寒風の組み合わせでヒートショックを少し警戒しつつも、その温度差が大変気持ち良い。
のぼせるくらい浸かってからまた冷たい空気の中をサイクリングして帰った。帰路でもまだ昼下がり、眩ゆい太陽光を浴びてずっと体はぽかぽか温かかく……というより、風呂上がりで火照った顔面に乾いた寒風と直射日光を浴びるとピリピリ熱いや。次からは温泉にはクリームと日焼け止め持ってこう。また行く時のための覚書。

