花のかんばせ
2024年 05月 12日

週末だから起きてすぐ庭仕事しようと思ったら、テーブルの上が何か華やか。ふへっ。母の日、貰っちゃった。
そういやカーネーションもナデシコの仲間だし、庭に植えっぱなしでも毎年咲かせたりできるらしいんだよなー。しばらく部屋で楽しんだら、よく調べてやってみよう……とか算段しながら、そそくさと庭に出る。まだ家族はみんな眠ってる。休日の寝坊、楽しいよな。わかるわかる。しかしお母さんは今は庭が楽しい。
庭ではつるアイスバーグが今年最初の花を咲かせてた。基本的に香るバラしか自分では買わないんだけど、これは前の家に引っ越して園芸を始めて、何も分からずに最初に植えて初めて大きくできたバラだから、なんかいろいろと懐かしく思えて好き。なるほど、園芸って複数年度計画でやるもんなんだな……って教えてくれたバラ。

しばらく前から賑やかに咲き誇っているのは、ショッキングピンクのアンジェラ。これも自分じゃ買わないタイプのバラだけど、末っ子が生まれて前の家に引っ越したときに実家から貰った祝いの花だからもう20年位の付き合いだ。その時はミニバラだという話だったが、地面に挿して忘れていたらいつの間にかどんどん巨大化して花をたわわに咲かせるようになったんだった。タフな奴。

さっそくあちこちの地面にうずくまって、前日に用意してたサツマイモの蔓の植え付けやら、マクワウリの摘芯やら、育苗床への水やり、堆肥の攪拌、花殻摘み、亀の餌やり、庭の野菜の見回りやらしていたら、あっという間に時間がたって汗をかき、私を中心に蚊の戦隊が旋回していた。うっへー。チクチクすると思ったよ。まあ、どれだけ吸われてもそれで貧血ってことはないだろうから良いんだけど。こうやってまとわりつかれてみるとしみじみ思うが、蚊って小さい。人間って巨大。でも海で大王イカとかに遭っちゃったら、また別のことを感じるんだろうな。スケールというものの面白いところ。
家に戻って、シャワーを浴びる。手足も顔も頭も背中も刺されてるっぽい。蚊の痒みは50度くらいのお湯で消せるらしいが、50度を浴びる勇気はないので心持ち熱めくらいで。それでも割と効果がある気がする。鏡にうつる顔や手足がちょっとピリつき赤くなってて、うへー、またこれっぽちで日に焼けた……と反省する。目が悪いからピンクに見えるけど、きっとシミそばかすで迷彩柄になってんだろう。もうーMacchiは外に出るなら必ず日焼け止めしなよー!といつも夫にも注意されるが(←自分が丈夫な地黒なので優越感があるっぽい)、庭仕事って距離が近すぎて、顔も洗わず着替えもせずにベッドからいつも直行しちゃうからなあ。昔から容貌については色が白いってことばっか言及されて何十年だが、年をとって迷彩柄になったからといって柄の方については言及されないのは面白いことだ。どっちも同じスキン情報で地色と模様ってだけなのに、言って良いこと・悪いことが文化で決まって共有されている。人間は、柄があるのが衰えのシルシってことか。
シャワーから上がったら、娘がコーヒー入れてくれてた。これから友達と遊びに出るから髪を結んでくれる?という。娘のつるつる逃げる髪をとかして結いながら、十代の髪もホッペも艶々してて綺麗なものだ……と感触を楽しむ。綺麗と感じる一大要素として、健康のシルシってところはあるだろうな。テロメアの長さとかも感じ取ってるんだろうか。
もし猫についても、色か柄のどっちかしか言っちゃダメだったら、なかなかにややこしいことになるけどな……とパラレル・ワールドを空想したりして。亀の外見についてはどうだろう。やはり一番目立つ甲羅についての言及には配慮が発生しそうな気がする。うちの亀との付き合いも早15年余り……あまりカメの老化に気づけるセンスはないが、やっぱりカメ同士で見たら「だいぶ老けたなー、でも言えないなー」ってとこあるんだろうか。そんなこと考えながら、今日はオヤツに大王イカの骨をあげてみた(←2文字ほど嘘混在)。甲羅がピカピカになるかと思って。しかし見向きもせず。ふーん。オヤツにエビは大好きなのに、イカは好きじゃないのか。また一つ、君のことを知る。そこまでコミュニケーションしないので数年に一個くらいのペースだが。それでも段々、ゆっくりと関係も変化してんだろうな、姿と一緒に、時間と共に。



↓タートルボーンじゃなくて、カトルボーンだと思うんだが……。
亀の骨だったら共食いだ。

