甘い香りの正体:ニセアカシア(針槐)、スイカズラ(忍冬)
2024年 05月 09日

五月の散歩ルートで、フワッといい匂いがしてくる一角が幾つかあって、でもこの時期に良く知った羽衣ジャスミン等の芳香とは違っていて、ううーん、これは一体何の香りだろう……とても美味しそうな蜜の匂い……とキョロキョロしていたんだけど。見つけた!
林縁の上の方で、いかにも豆科っぽい白い花を咲かせているニセアカシア。花の付け根の薄ピンクと白い花の取り合わせが初々しい感じで綺麗だ。枝に棘があるので、別名・ハリエンジュ(針槐)。今年初めて気づいたから、数年前までは生えてなかったと思うけどなー。
蜜のような甘い香りの通り、ミツバチの蜜源として利用されており花は甘くて天ぷらなどにして食べられる。ただし花以外の部位−−葉・果実・樹皮など−−には毒があるので注意。
良質な蜜源として重宝されている反面、繁殖力が強くてアレロパシーも強く、ケショウヤナギやカワラノギク等の減少を招いたりして、環境省の要注意外来生物に指定されたりもしているようだ。
そこから1, 2km歩いた薮では、また別の良い香り。
さっきのハリエンジュの香りほど甘くなく、少しグリーンな感じの優しい匂いだ。こっちの方が何だか知ってる気がする系統の香りだな。淡いジャスミンみたいでもあり薄い水仙みたいでもあり、いろんな花に似てるけど……見回していたら見つけた、スイカズラ。
香りに馴染みがあると思ったら、前の庭に生えてたハニーサックルの仲間だもんな。庭のは色がついてたけど、自生の白い花も綺麗だ。ニセアカシアは白い花弁と淡い桃色の組み合わせが乙女っぽくて可憐だったけど、スイカズラは白い花が段々と黄色く色づく様子から「金銀花」って呼ばれるらしい。これも綺麗な名前だな。似合ってる。

