庭仕事が億劫になる季節の入口
2024年 05月 06日

連休最終日は、どんより暗い天気の一日となった。
今年はずっと出かけていたから、庭仕事をするなら今日しかないんだけど……GW後にいきなり鬱蒼としてしまった庭は日に日に目に暑苦しいし(早春のワクワクするような様子が嘘のよう!)、最近の暑さで恐ろしい藪蚊もちらほら出現してきた気がするし、なーんか億劫で家を出られない。
で、朝食後はシーツを夏物に変えたりして過ごし、お昼前、泊まりに来ていた子がガスパチョ食べたいというのをきっかけにしてやっと夫と二人で食材の買物に出た。お、意外と風があって服の裾がバタバタいうや。自転車漕いで何軒か店をハシゴする。部屋からは鬱陶しそうにみえた空模様だったけど、強めの風は暑くもなく寒くもなく、仄かに雨が来そうな柔らかい湿気も含む。屋外で過ごすならこのくらい暗い方が過ごしやすいかもな。料理の相談しながらお店を見て歩くのって何かボンヤリ楽しくて、休日って感じがする。
帰宅して、夫がガスパチョ、私はサーモンのマリネを作る。このところ出かけたり人に会ったりでずっと重たいご馳走続きだったから、久々に軽めで。こういうのも美味しい。夏に向かってどんどん庭が鬱蒼とするのに伴って一階全体が緑陰に呑まれ、調理中の手元も食卓も薄暗い。暗いなあ、もう夏だなあ……って、うち特有の局所的な季節感だが。

ランチ後、子どもが帰宅するとき、君の好きなこの食材を持っていきなさい・アレも欲しけりゃ持っていきなさい・欲しいもの全部持っていきなさいと大変な荷物を持たせることになって(しかし子もカートを持参していて全くの予定調和)、なんかこういう風景見たことあるな……と思ったら、夫実家のご両親が夫と別れるときの情景なのだった。ふふ。親と子の、世代は巡る。
そうしてシーンとした家にゴロッと転がって、しばらく考えて、やっぱり庭をやっとこうかと思う。今年は自称ファーマーを目指してるんだもんなあ。億劫を打破してこその上農。いや、もう雑草を茂らせてしまっているので今から挽回できての中農か。ここが下農と中農の天下分け目の天王山と心して、立ち上がるんだ!鎌を取り、庭に向かうんだ!と自らを奮い立たせて、よっこらしょっと腰を上げる。

いつものことだが、とりかかってみればすぐに気分も乗ってきたりして。庭を覆わんとするあの草、この草、雑草といえどもどれも見頃はあって、刈るのは惜しい。トウカエデの大木から散らばったタネの小さな芽生えが庭中にあるのも未来の森のキッズみたいで微笑ましいし、絨毯みたいに広がる青花の露草、白い三角小花のトキワ露草、香るドクダミ、縮笹、緑ハコベ、蛇苺……どの花も見たいといえば見たいんだよなー。ので、全部は刈らずにやっぱりちょこちょこ残しつつ。
気づいたら、恐ろしい感じに茂っていた庭のぐるりも小さく刈り込まれ、すっかり風通しが良くなっていた。刈りたて坊主は不恰好ではあるけれど、またすぐに伸びてきて自然な感じになるだろう。
