ヒメリュウキンカ(姫立金花)/『男と女の台所』(大平一枝)
2024年 03月 02日

先日の蕗味噌が美味し過ぎて、今年2回目のフキノトウを摘む。
一掴みは、重曹でサッと湯掻いて茹でこぼして、味醂と醤油で味つけしてフキノトウご飯にしちゃう。

もう一掴みは、天ぷらにして夕食に。
あとの残りは、まだしばらく楽しめるように保存のきく蕗味噌にしとく。

春からまた仕事の環境がガラッと変わるので、期待半分・不安半分で胸がモヤつき、まだ何も起こってないのにたまに勝手にクタクタになったりしてる。色々と片付けないといけないことも多くて年度末のTodoリストは太る一方、家でも夫に眉間を突かれて気づけば、持ち帰りのPC睨んで呼吸も心拍数も浅くなってる。好きにやってるつもりなのに、なんで年々、いつも追い立てられてる気分になりがちなんだろ。どこかで失敗してる気がするなー。
そういう時、料理は良い気分転換かも。自分で食材を収穫しての料理だとさらに効果倍増。たぶん渦巻く言葉から離れて、一人で頭を空っぽにして獲物を探して、料理の際にも目の前の手順に没頭するのが良いんだろうな。集中してモヤモヤから気を逸せるし、最後は食べて楽しめるし。台所って心安らぐ避難所だ。
こないだ読んだ、色んなお宅の台所のフォト&インタビュー集。
素敵なキッチンを見て気晴らしするかーという期待で手に取ったんだけど、パラパラ読み始めたら、そういうのとはちょっと違ってた。
インタビュイーたちは台所は見せるが顔は見せずに匿名で、台所風景を出発点にそれぞれの生活について赤裸々に語る。写真は少なくて文字が多く、オシャレというよりチョイ重のストーリー。自分の好みとしては写真がもっと多い方がイイけどな。どれも普通なのにみんな違う台所の様子は、見てて面白かった。
一番印象深かったのはホームレスの(と呼んでいいのか迷うようなLOHASだが)ご夫婦の台所かな。河原に不法占拠で小屋を建てて、周囲を好きな植栽で囲んで、風呂は銭湯、青空の下の台所で煮炊きする。こりゃー気持ち良いかもなと思う一方で、前方にはいつもぼんやりした不安。野生だったら自由で豊かな生活と言えるはずなのに、社会の端で社会化されずに暮らすのって難しい。
それで思い出したのは、サイクリングで河川敷や丘陵の林なんかに分け入るとポコポコ見かける菜園たち。



【ヒメリュウキンカ】
キンポウゲ科ヒメリュウキンカ(姫立金花)。ちなみに、リュウキンカという同じくキンポウゲ科の似た花もあるが、次の点が違うようだ。
- 園芸用に大陸から導入されたが、今では全国で野生化して帰化植物となっている。
- 早春から5月頃に黄色の花を咲かせて、夏には地上部が枯れる。
- 暑さ寒さに強く、乾燥にも多湿にも耐性があり肥料も不要だが、どんどん増えるので他の植物との混植には不向き。秋から冬に日当たりの良い場所だと花付きが良いので、落葉樹の根本などに植えるのも良い。
- 草丈:姫リュウキンカは10-15cm程度の小柄さ/リュウキンカは15-50cmくらいまで大株になる。
- 花期:姫リュウキンカは3-5月(夏に休眠)/リュウキンカは5-7月(冬に枯れて冬越し)。
- 環境:姫リュウキンカはどこでも育つ/リュウキンカは湿地で育つ。
イノシシの獣道に沿って咲く黄色の花……ステキ過ぎる!
主に根茎で増えるようなので、土を掘り返した時にちぎれた根っこを連れてきたのかもですね。
風景が目に浮かびました。
はい、四月からちょっと生活見直すチャンスでもあるので、楽しめるように頑張ります。これから色んな花が綺麗な季節ですしねー。


