春の強風で、色んなものが地面や水面に吹き散らかされてる。散らかっても見えるけど、でも吹き寄せ弁当みたいで綺麗な気もする(←なんでも食欲に結びつけるヤツ)。
桜の花が散るメダカ池を覗いたら、風で立つ波紋の下を白や黒のメダカがツイッ、ツイッと泳いでた。冬の間は消えてたアヤメカキツバタや水草もまた急にすくすく伸びて、水ももうそんなに冷たそうには見えないな。というか、もう柔らかく緩んだ水に見える。
メダカ、水草、波模様……動きがあって綺麗だ……写真じゃなくて動画で撮っておきたいくらいだな……と近寄って見ると、
ん?んん?……びっくりした。動かない置き物みたいな塊があると思ったらガマガエルだった。庭のどこかで冬眠してたのか。
ガマガエル(別名ヒキガエル)は、都市にも適応して住宅地の庭なんかにも棲みつくカエルだ。
普段はその辺の草むらや物陰で暮らしていて、繁殖期にだけ水場に集まって伴侶との出会いを待つようだけど……んんー、どうだろう?うちの小さなメダカ池で意中の相手と出会える機会はあるんだろうか。あまり期待できない気がして、心配だ。
まあ、寿命が10年くらいと長いようだから、1年くらいは見送っても良いのか?前の庭みたいに家族で棲みついてくれたら、庭にとっては益が多くて嬉しい気はする。毎年会えるメンツがいるのは楽しいもんだし。