雨の雑草散歩:ヒメオドリコソウとホトケノザの閉鎖花、泉鏡花
2023年 03月 18日
雨降りの朝、散髪ついでにぷらっと10kmくらいの散歩に出た。
春の小雨で気持ち良いかなと思って出かけたんだけど、途中でかなりのザアザア降りに……。うう、軽装で来てしまったので濡れた手足が冷たい。で、途中の拉麺屋や珈琲屋で雨宿りして、冷えた体に熱々成分を補給したり、体を拭いて乾かしたりしながら、ゆっくり帰った。
赤紫の小さな唇形花は、ホトケノザ(仏の座)。
上段の花は口を開けてるけど、下段は自家受粉用の閉鎖花みたいだな。近縁のヒメオドリコソウ(姫踊子草)が近くにあると閉鎖花が増えるってどこかで読んだ気がする。
お店での雨宿り中にホトケノザの閉鎖花について検索してたら、詳しい記事を見つけた。
ヒメオドリコソウから出る何かを感受して、交雑を防ぐために花を閉じるホトケノザって……なんだか、踊り子の誘惑から身を守らんとするストイックな坊さんみたいだな。
山蛭も白痴も馬、猿、蝦蟇、蝙蝠の山の獣たちも、みな白桃の花のような美女と絡まり合って、幻想的な絵のようだ。