クダマキモドキ(管巻擬)
2022年 11月 23日
夫と歩いていたら、目の前を緑色の大きな虫が横切って、公園の植え込みの中に飛び込むのが見えた。うわ、蝶か?って思って駆け寄って探したが見当たらない。アレー?絶対にこの辺りだったけどなあ……と、よくよく探したら、いた。葉っぱにそっくりだ。蝶じゃなかったや、バッタ系か。葉っぱに擬態してる感じはツユムシにも似てるけど、平べったくて体側が広い感じはクツワムシ(轡虫、別名クダマキ)にも似てる。
しかしクツワムシより翅の質感が厚くてしっかりした感じだし、お尻の産卵管の黄褐色が目立つから(ツユムシなら緑色)、これは多分クダマキモドキか。それにクツワムシは飛ばないが、クダマキモドキは蝶と見紛うほどによく飛翔するはず。里クダマキモドキ・山クダマキモドキの二種がいるけど、前者は脚が緑色・後者は褐色だからこれはサトの方だろうな。写真を一枚だけ撮って、満足して去る。
それからしばらく歩いてて気づいたが、夫がいない。振り返ったら、ずっと後ろを歩いてくるのが見えた。