コウヤボウキ(高野箒)
2022年 11月 19日
どうも。目について、名前がパッと出てこなかった植物は調べるようにしております者です。(自己紹介)
で、今回は林の中に咲いてたコレ。セルロイドピンクと白の可愛い花で、花びらの形が吹き戻し(ピロピロ笛とか呼ばれるヤツ)に似てる。花首の感じとかはアザミとかに似てるけど、スッと真っ直ぐに長く伸びる細い枝が特徴かな。
これはコウヤボウキ(高野箒)、キク科の落葉低木だ。
この真っ直ぐな枝が、むかし高野山のお坊さんたちの箒に使われていたのが名前の由来らしい。これで箒作るのって結構な量が必要だし大変な気がするが……弘法大師(空海)が禁忌十則の中で竹の植栽や竹箒の利用を禁じたため、高野山ではそんなことになっていたようだ。女人、果樹、花、竹……山では禁じられるものが多いなあ。楽しいものはみんなダメか。
同じくキク科の草本であるアザミも沢山咲いていた。
花の形も種のつき方も何となく似てるけど、草であるアザミの方が、木であるコウヤボウキよりガッチリしてみえる。花も丸々して、茎も太いし。