秋の兆候いろいろ(猫と亀)
2022年 09月 25日
夕飯の買い物の道すがら、風が冷んやりして秋を感じた。
目が覚めて、弟猫が脇の下に潜り込んでいるのに気づいた朝にも「またこの窮屈ベッドの季節がやって来たのか……」と、何だかしみじみ秋の訪れを感じた。季節の移ろいを感じるルーチン要素がいつの間にか一つ増えたなって感じ。何かと複数年に渡って一緒に暮らすってこういうことか。
庭に出ればすぐに駆け寄ってくるカメも(←割と速くてビビる)、そういえばここ数日の朝方はそうでもないかも。まだ日中は活発だけど、あと2ヶ月もしたらまた冬眠だから今のうちに太らせておかないとだ。
在宅勤務の日には仕事部屋に陣取りこちらの業務を監視する習性のある兄猫は、監視ポイントを板間の上からフカフカのクッションの上に変えたようだ。季節によって拠点を移動するって、まるで渡鳥や漂鳥みたいだな(超短距離の渡りだけど)。猫ポジションで季節を知る、風流かも。
そんな感じで季節を知らせる兆しが年々経験と共に増えていく。なんか季語っぽい……と思ったら可笑しくなった。
−− 昼下がり亀まだ速し 残暑かな
−− 猫渡る 在宅勤務にカーディガン
−− 脇の下 湿った寝息の 狭ベッド
ふ。誰の季節感も呼び覚まさない。自分だけに通じるペット季語。