巨大シダ、オシダ(雄羊歯)/『Fractals Everywhere』
2022年 08月 21日
静かな夏の林を散歩。虫の声、鳥の声は響くが、それがかえって静かな感じがするのは不思議だ。
巨大な漏斗型のシダがボンボン生えてて、古代林っぽい雰囲気。上方にスッと伸びる葉柄は赤黒く、そこから広がる緑の葉とコントラストをなしている。恐竜とか、アンリ・ルソーとかが出てきそうな。
ちなみに、羽状複葉を見るとフラクタル図形が頭に浮かぶ。
オシダはパッと見が大きな羽状、さらに近寄ってみればその一つ一つの羽がまた羽状になってるから、2回羽状複葉だな。
それにしても素晴らしい森ですね。日本の自然と食事だけが恋しいです。
アンリ ルソーのその絵、長いことポスターが今座っている所の後ろにかかっていました。展覧会で見て、ポスターを買ったみたい(記憶が薄い)です。
そうなんですよ。一年足らずしか生きない昆虫は四季に対する認識はないだろうし、数年しか生きない小動物は長寿の生物が把握している世界を知らないと思うんですよね。
なので、悠久の宇宙レベルで見たら、人間では知覚できない法則はきっとあるんだろうな……と想像します。まあ、ハムスターに100年計画が不要なように、悠久レベルの法則となると、人間には関係ないところの話なのかとも思いますが。あるなら知ってみたい。でも、そもそも生物的に知覚できないルールかもですね。
ドイツは美しい森とかに街からもアクセス良さそうで、自然に親しみやすそうな環境に思えますが、日本の自然なつかしくなりますか?
あーでも、私も子供時代の雪国の冬が年々懐かしくなっている気もするし、砂漠で生まれた人、荒野で生まれた人、みんなそれぞれ懐かしくなるのかな。街も自然も雑然としたカオスっぽいのが落ち着くようなところとか、アジアで育った性質としてあるのかもですね。