野鳥とキノコ:ヤマドリ(山鳥)、ニカワホウキタケ(膠箒茸)
2022年 08月 05日
冷んやりした渓谷沿いの森で、オレンジ色のキノコみっけ。
前に見たハナホウキタケ(花箒茸)のまだ小さいものかなと思って近づいたら、なんだか透明感のある肉質で、ホウキタケとは印象が違ってた。たぶん、膠ホウキタケだと思う。ホウキタケの名前はついているが、ホウキタケではなくキクラゲの仲間に近いようだ。道理でちょっとゼラチン質ふう。
渓谷沿いは湿っていて涼しいからかな、他にもキノコを色々見かけた。滝なんかもあちこちにあって、水飛沫がいい感じ。マイナスイオンを感じまくる。
で、アップダウンにフウフウ言いつつも楽しく散策したんだけど。
一つだけ、今思い返しても、物凄くもったいなくて諦め切れない気分になる出来事があって……。
帰路、道の真ん中で丸々した山鳥2羽に遭遇したんだった。本当に道の中央で、遮るものも何もない状態で。なのにどういう訳か、カメラを構えるのも忘れて「うっわー」と眺めるばかりだった自分が理解できない。山鳥たちもしばらくは逃げもせず対面してたんだけど、やっと「あ、カメラ、カメラ!」とこちらが動き始めた時には、オットットという感じで薮の中に去って行ってしまったのだった。
後で思うと、すっごい悔やまれる。あんなに丸出しの山鳥に出喰わすことなんて、そうそう無いだろうに。なーんで、ポカーンと見るだけだったかなあ!
渓谷ではキノコの方のアカヤマドリも見たが、何故にヤマドリタケという名前なのかも実感として分かった気がする。丸々してて赤みの鱗模様で、ヤマドリって、本当にヤマドリタケに似てるんだなあ!瞼の裏に焼きついた丸い体と長い尾のシルエット(一羽は尾が短かったから夫婦だろう)を反芻しつつ、キノコの方のアカヤマドリの写真だけ残しとく。
あーあ!ツイてたけど、ツイてなかった。ドキドキしたけど、ガックリした。遭遇できて嬉しかったけど、チャンスを逃して残念だ。