月岡温泉、わっぱ飯、ハシボソガラス(嘴細烏)
2022年 07月 24日



目下日本海側に暮らしている転勤族の娘と落ちあって、月岡温泉に一泊。とても小さな温泉街でちょっと歩くと果てに出てしまうって感じで、熊注意の看板なんかを横目に散策してたら突如叩きつけるようなスコールに襲われて山中で雨宿り。娘のぽかーんとした顔が可笑しくて、初っ端から笑った。
超インドアの娘なので(散策は、一応付近は探索しておきたいタイプの私へのお付き合い)、宿ではお風呂入りまくってぐうたらして過ごす。温泉はアルカリ性の硫黄泉で、透き通った緑色のとろっと優しいお湯は、何かとっても薬効がありそう。

お喋りな兄妹たちとは違って一人だけ静かな長女が目の前で近況を色々と話しているのが、なんだか珍しくて面白かった。
小さい頃、隣で話し続ける息子を制し、寡黙な娘とも同じだけ会話を持とうと試みてたのとか思い出す。自分もまだ子どもの域を出ない未熟な母だった私は、きょうだい平等ってのを時間や回数で担保しようとしてて、あれは正解ではなかったろうな。ずっと後になってから、子どもはみんな自分の性質のままに振る舞ってるんだから、双子といえどもお喋りな子にはお喋りのまま、寡黙な子には寡黙なまま、リクエストベースで対応するので良かったんだよなと、当たり前のことが分かったんだけど。

いま、大きくなった娘の話を聞きながら、へえ、そんなことお母さんは考えたことないなーとか言うと、ふふふと笑って、私たちってタイプ違うもんねとかいう口調が優しい大人風。真面目で堅い娘(やや変人)だが少しガッツが無くて頼りないんだよなあと心配したりしてたけど、もう安心感しかないな。
ちなみに、新潟駅で会ったときに、食べたいものある?と聞かれ、無い、その辺のドトールとかでチャチャっと済ませば良いかなと言ったら、えー、新潟ではわっぱ飯っていうのが郷土料理で有名なんだよ!と調べてあったらしきお店に連れて行かれた。出汁がきいたご飯がとっても美味しくて感動した。そして、来てくれてありがとねといきなりご馳走してくれた様子を見て、もうこりゃ完全に大人だ……と、何か遠いところにきた気分になったんだった。子どもが、大人だ。
長女は、小さかった末っ子が今170もあって細長いのが変な感じがするって言う。それは私もおんなじで、子供たち皆んなのへちゃへちゃした柔らかい様子やベソかいた顔ばっかり思い出すから、いま大人なのが、時々すごく変な感じがするんだよね。

その後、広場でハシボソガラス二羽が親しそうに話しながら歩いているのを見かけた。二羽とも同じような大きさなのに、一方がもう一方の羽繕いしたりとちょっかいを出している……。あれももしかしたら一方が若くて、まだ小さい時のままに見えてんのかもなあとか思ったりして。
↓前に飼ってたカラスは子どもの間は舌が赤かったから、親子なら多分一方の口の中は赤っぽいはず……と思ったんだけど、よく見えないな。グルーミング自体は、親子でも夫婦でも仲間でもすることはあるようだ。





↓自宅付近で見るのはハシブトガラス。ハシボソと比べてみると、色と質感もだいぶ違う。青光り。
私の子供たちは、放っておいたらいつの間にか大人、もはや中年になってしまいました。
じっくり思い出してみなければ、と思わせてくださって、ありがとうございます。
私も基本放ったらかしで、いつの間にか勝手に大人になったなーって感じです。
目が届く範囲で遊ぶのは一緒にしたんですが、自分が目にしない学校周りのことは全く無関心で完全放置だったので、まあよく自分達で色々段取りしてちゃんと育ったよなあ!という感じ。
なのできちんとケアするお母さん方に比べると、子どもについて思い出せる範囲は結構狭いと思うんですが、でも小さい時って大人と全然違う生き物って感じで驚きが多かったから、いちいち鮮烈ですね。
この記憶は子どもから大人へのプレゼントで、逆は無い、、、って感じがします。子どもは、そんなに覚えてないんですよね、私が子どもについて凄く面白かったこととかでも。ま、その方が自然の仕組みとして良いのかな。子どもは前に進む生き物ですしね。
お母さんとの距離感とか、そこが自分と違うとか同じとか、もうすっかり納得済み。
しかも、調べてご馳走するとは!羨ましい。我が家は、ご馳走されたことも、その気遣いの素振りすらない。。。
はは。私もそういう気遣いタイプじゃないから、たぶん女子校仕込みの何らかのスキルなんじゃないかなー(←女の園に対する根拠なき幻想)。
我が家唯一のふんわりフェミニンな佇まいに、家族全員、なんだか長女に対してはほんのり丁寧になっていて可笑しいです。
よく、子どもたちにはお母さんとはタイプ違うって言われるんですが。
既に来た道を振り返る私の視点からすると、子どもたち全員、やっぱり材料としては我々親と共通する成分は結構あって、だけどその材料をそれぞれの経験や環境でこね上げて、各要素を活かしたり殺したりした結果、形作られたものはだいぶ違うものになったなあ!ってな感想です。
で、たぶん、その素材は自分より上の世代の人々からの由来でもあるはずで……。こういう風に育ったら、きっとこんな感じにもなったよね、ってたまに思い出します。ま、似ても似つかぬ全く違う要素もいっぱいではありますが。
くーま氏も日々成長してますね。ちょっとその辺にないユニークな経験&環境で、どんな形を作り上げるのか、とっても楽しみですね。
