春菊の花と、薔薇いろいろ
2022年 05月 10日


庭の奥の方で春菊の花が咲き始めた。春菊っていうと観賞用じゃなくて食用って思っちゃうけど、ふわふわ繊細な羽状に切れ込みの入った葉の中に鮮やかな黄色の小花がたくさん浮かんでいる様子は、かなり綺麗だ。同じシュンギクでも、黄色だけの花と、中心部が黄色で外側が淡黄色のものがあるようだ。そんなバリエーションも綺麗。
春菊の更に奥の方では、ショッキングピンクの薔薇、アンジェラが咲き始めてる。15年以上前に実家から小さい苗をもらったのがガッシリと大株化したものだが、引越しの時に小さく刈り込んだらまたちょっとフワッと可憐な感じになった。蕾がいっぱいついてるから、これから華やかになるな。

寝室前に植えたポルカも良い感じに枝を伸ばし、窓辺を囲むようにして蕾を膨らませている。ポルカは去年の秋に購入した新しい薔薇だから、実際にどんな雰囲気のバラなのかはまだ知らないんだ。これからの開花が楽しみだ。寝室を良い香りで包んでくれますように。

反対側の庭隅ではスヴニール・ドゥ・ドクトール・ジャマンが咲いてた。仏名をカタカナにするのって微妙に定まらず、毎回ちがう表記になってしまっている気がするが、これも前の庭からの10年以上になる長い付き合いのバラだ。強い芳香で深紅の色も鮮やかなので、バラジュースに重宝するんだよね。日陰に植えちゃったけど上手く育ってくれると良いな。

もう一つ、毎年のバラジュースでいつもメインを張るのはゼフィリーヌ・ドルーアン。前の庭では軒いっぱいに広がって一番元気なバラだったのに、こちらの庭では花も葉も縮れてしまって不調に陥っている。うどん粉病かな?カビの一種らしいので、直射日光が長くあたる場所に移動して、調子の悪い部分は刈り込んでおく。重曹スプレーとかも効くらしいな……とネットを調べていたら、「この間、酢をかけといたよ」と夫。なるほど、希釈した酢でも良いらしい。

フェイジョアの木の周りには、ブルームーン。こちらも前の庭から持ってきた大輪バラだけど、移植のせいかな、ちょっと花径が小さく中輪くらいになってしまっている。でもこのくらいも可愛くて良いな。青薔薇は、レモン菓子みたいな良い香りがする。

庭の東側のブロック塀の前には、つるアイスバーグ。純白で無香。基本的には香りのあるバラしか植えないんだけど、アイスバーグは無香を補って余りある美貌(?)なので、植えちゃった。前の庭でも気に入ってたんだけど7年目にカミキリムシで枯らしちゃったので、再トライだ。


例年なら、そろそろバラを収穫してジュースやジャムを楽しんでる頃だけど、引っ越しのせいでまだ全体的に株が小さいから、前みたいにモリモリ収穫できるのは来年以降かな。庭って、いっつも何かで来年が待ち遠しい。
