アイリスの仲間の見分け方:アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ、キショウブ、ジャーマンアイリス
2022年 05月 06日


最初に庭で咲いたのは、アヤメだった。
全体の見た目はこんな感じ。ほっそりと華奢な佇まいで、生えている場所は普通の庭土だ。


調べたところ、こちらの湿地植物はカキツバタ(杜若)だった。
花の中心に網目模様はなく、スッと白一色の斑があるだけなのが特徴。うちのは鉢植えだからやや小柄だけど、草丈は30-90cm程度で、アヤメよりは少し大きくなるらしい。


<キショウブ(黄菖蒲)、ハナショウブ(花菖蒲)>
そんな折、公園や石神井川の中にまたもや似たような花を見つけてしまって、更に混乱する。湿地に生えるならアヤメじゃないと思うが、花の雰囲気としてはカキツバタよりアヤメに似てる、この花の名前は何だ?

特に黄色系のキショウブはアイリスの中では珍しい色味で重宝されたが、今では水辺に逸出して野生化してしまい、環境省の要注意外来生物として警告対象になってしまったようだ。基本的には湿地を好むらしいが湿地以外でも育つことができるため、拡散力も強いらしい。
公園で見かけたときには、大輪で見栄えがするなあと思ったが……。

一緒に咲いているカラーも園芸種からの逸出種だもんなあ。前にも調べたけど、河川に生えてる草の多国籍化がすごい。


<その他>
アイリス系の園芸種としては、他に花屋さんでよく見るジャーマンアイリス、ダッチアイリスってのもある。品種改良で色んな姿のものがあるが、どれもカラフルで花弁がヒラヒラと豪華なんで、見分け易いとは思う。
これは、前の庭に咲いてたジャーマンアイリス。バイカラーで花も大輪で、いかにも園芸種。今の庭にも根茎は持ってきて植えたけど、移動の時に小さくしちゃったから、咲くのはもう少し後になるかな。


野良化したカラーもあるんですね。寒さも大丈夫なのかな。
黄菖蒲は、子供の頃からよく水の近くで見かけましたが、外来種だったのか。
やたら増え続けるジャーマンアイリスに困ってますが、丈夫なゆえに私にはあっているのかも。いつもありがとうございます。
一つ一つみればだいぶ違うんですが、何となくゴッチャになってる植物たちってありますよね。
増え続ける植物、良いですよね。
よく増えすぎるから庭に植えてはいけないと言われてるミントやタイム、ヨモギ、ドクダミ、ラズベリー、ブラックベリー、世話しなくても元気に庭を彩ってくれるから、私は大好きです。
でもジャーマンアイリスはそこまで増えなかったので、庭との相性なんですよね。それも面白い。