謎の木、ナツグミ(夏茱萸)?
2022年 04月 09日
庭木の栄枯盛衰が凄い。早い。
白木蓮、杏、桜と咲いては散って、今は謎の花木が満開。これって何の木だろう?
黄味の強い白い小さな花でふんわりした芳香があるが、花も香りも地味め。
樹皮や葉に細かい点々があり、所々に棘が出ている様子から、よく海岸とかで見るグミ(茱萸)の仲間じゃないかなあと思うんだけど。でも去年の6-7月に引っ越してきてからこっち、グミの果実は見かけてないんだよなあ。
調べてみたら、グミにも色んな種類があるようだ。ってことは、もしかしたら初夏に結実するナツグミで、引っ越し時には既に果実の時期が終わっていたのかもしれない。それか、一本だと結実しにくいビックリグミとかいう可能性もあるかな。グミの実は食べられるから、ナツグミだったら嬉しいんだけど。
一つ一つは地味な極小の花だけど、枝いっぱいについた様子は、それなりに華やか。白木蓮や桜とかの溢れるような豪華絢爛な花を見慣れた後だと、これはこれで悪くない。まだ新しい翅がピカピカの若々しいナミアゲハが枝の間をヒラリひらりと舞っているのも綺麗。いい匂いだし、きっと蜜も美味しいのかもしれない。
ナツグミの結実は5-6月だというから、来月になれば正体に当たりがつけられそうかな。先の楽しみができて嬉しい。
この4月から部署が増えたら、今まで持ってた部署とは全然違う。ガラス張りのスケルトンオフィスで、毎日明るいうちはずーっと休みなく人に会ってて、しかもずっと英語だし。暗くなってから馴染みの部署のビルに戻って行うデスクワークが心のオアシスと化してたりして……。慣れた仕事、ずっと育てて来た仕事は古い友達感があって楽しい。慣れない仕事、知らない分野で急に挨拶振られるのとかは胸が重苦しい。大人の修行だと思って隠してはいるが、自分は対人が億劫かつ雑だから、こういう仕事は不向きなんだよな……。気を抜くと、あーあ自分はダメだなあって反省モードに落ちそうになる。まあ、落ちないけどね。気分が落ちる前に、体力の限界で寝落ちしちゃう、毎晩。
今日明日はのんびり休んで、週明けからまた頑張ろう。
最初の10日間に色々詰め込んだから、来週は少し楽だろう。本当は物凄く早い時間に帰宅するのも自由なんだから、余裕ができたらそんな生活も楽しみだ。それでも不安でドキドキしたら、あー知らないことってワクワクするなーと、こっそり嘘の独言を言ってみる。そうすると意外とそんな気分になる気もしないでもないでもない。この負荷を続けてしばらくしたら、多分そのうちまた、新しい仕事も友達みたいになってるのに気づくんだろう。そうやってジワジワとできることや親しい気持ちのものが増えていくのは楽しいだろう。先の楽しみができて嬉しいだろう。