バードウォッチング@宮ヶ瀬湖
2022年 01月 23日

ずっとマスクと室内に密閉されているこの折、久々に人のいないとこで空気に思いっきり触れたいなー、どっか水も森もあるところないかなーと適当に地図を見て、宮ヶ瀬湖にドライブした。湖っていってもダムだけど。調べたら駐車場脇から出てる車両立入禁止の早戸川林道ってのがあって、バードウォッチングにも良いルートらしい。朝寝してのんびり出発して、お昼くらいに到着。
湖畔の林道を歩きながら耳を澄ましてると、カサコソいう枯葉の音、コツコツ木を突く音、小さな羽音、氷の下でチョロチョロ流れる水音などが聞こえ始め、冬の木立の中を移動する小さな影の存在もどんどん目についてきて、あちらこちらに生き物の気配。広い空間の細部が塊となって感じられてくる。こういうの久しぶりだ……としみじみ。やっぱ外って楽しい。

上着も脱いでセーターとジーパンだけで、無人の場所ではマスクも外す。冬の空気と太陽を肌に浴びて伸び伸びするの、すっごく身軽で気持ちいい。スキー防寒具に身を包んだ夫が、おーい、ウワギ着なよ、歩くの早いよとフウフウ言ってて可笑しい。夫は何の荷物も持ってないのに……それって着衣のせいでは。




水鳥はなぜか凄く少なくて、どこでもよく見かけるカモの群れとかは殆ど見なかった。大抵は群れで見かけることの多いカワウも、広い湖にポツンと一羽だけ。喉元が白くて全体的に褐色っぽく、まだまだ若い幼鳥っぽいな。コロニーのみんなはどこにいるんだろ。

遠くの湖面には、カンムリカイツブリが見えた。カンムリカイツブリも物凄い大群を作っているのを見かけることがあるが、今回はやはり一羽だけポツンとしてた。水鳥、少ないなあ。なんでだろ。

真っ青なルリビタキは、道中何度も見かけた。年若い個体は色が薄いけど、見かけたのはどれも色鮮やかな青と黄色で長年サバイバルしてきた強者揃いという感じ。うわー本当に真っ青だねえと感嘆しながら双眼鏡で見てたら、でも写真はもう撮らないんだねと夫に指摘された。で、「えー、撮るよ……」と、後ろ姿を適当にパシャリ。
初めて見た頃は「こんな綺麗な鳥がいるのか!」と興奮して何枚も写真を撮ったけど、バードウォッチング的には、ルリビタキって割と色んなところでよく見かける鳥なのであった。よく見知った鳥は、撮影するより双眼鏡で動きを観察する方が面白い。

しかし青い鳥にはそんな風にアッサリしている一方で、赤い鳥にはパシャパシャと大喜びでシャッターを切ってしまうのだった。だってベニマシコのオスってこれまでちゃんと見たことが無かったんだ。心躍っちゃう。

こちらはメスのベニマシコ。柄はオスとお揃いだが赤くない。そして、何故かメスは多摩川サイクリングとかでも割と見かけてんだ。なのでシャター欲も、多少アッサリ目で。

あとは、林床の下の方をカサコソ跳び回っていた地味な鳥。パッと見てウグイスだろうと思ったが、いつもの地鳴き(ジッ、ジッ)とは印象がちょっと違ったので、もしかして違う鳥ってこともある得るのか?と写真を撮っとく。
しかし後から図鑑を見てみても、白い眉に地味なオリーブグレーの鳥って多すぎて、ちょっと判別できないのであった。

ってことで、見かけた鳥は、ベニマシコ(オス・メス・若鳥)、ルリビタキ(オス・メス)、ジョウビタキ(メス)、ウグイス、カワウ、カンムリカイツブリ、ホシハジロ、キンクロハジロ、トビ、アオジ、シジュウカラ、ハクセキレイ、ヒヨドリくらいかな。
後ろに挙げた鳥ほど日常よく見るため、双眼鏡だけで観察していたところ「写真撮らないね。そのうちベニマシコも、あー、ベニマシコだって感じになるんじゃない?」と夫にニヤニヤされる。なんか恥ずかしくなって、「ええ?私はどの鳥も楽しく見てるよ、鳥に貴賎無しだよ!」と言い張って、ほらアオジも撮っちゃうよとパチリ。

でもやっぱ、今日の収穫はって言ったら、「ベニマシコ!」って思っちゃうな。ふふ。写真もベニマシコだけは何枚も撮ったので、別途、記事とする特別扱いだ。

宮ヶ瀬湖、初めて行ったけど静かで良いとこだった。
東京からでも片道50kmくらいだし、こんどは早起きして自転車で行ってみたいな。

