アカメガシワ……と思ったらイイギリか……と思ったらアオギリだった(青桐、梧)
2021年 11月 12日
「あれー?あそこに生えてるのも幼木のくせに葉がメチャでかいな!特大アカメ or イイギリか?」と散歩中に引き寄せられたら、ちょっと違った。細い枝に似合わぬ巨大な葉がフワフワつく雰囲気は似てるが、枝や葉柄に赤みが無いからアカメガシワやイイギリとは混同しにくいか。
アカメガシワ、イイギリ、アオギリ、それからキリのように、近縁ではないくせにみんな姿が似ているのは、このスタイルに何かのメリットがあるからだろう。どの木も空き地などにいち早く生えてくるパイオニア植物で凄く生長スピードが速いという特徴があるので、幼木のうちから巨大な葉をつけることでライバルに先んじて日光を独占し、ぐんぐん伸びることを可能にしているんだと思われる。
ぐんぐん伸びるだけにどれも木材としては軽く柔らかく、家具や下駄などに利用されるというのも共通している。逆に、木質が密で硬く重いタイプの木材は、シタンやコクタン、カヤ、ツゲなど、葉が細かくて生長が遅いタイプが多い気がする。
(↓似てるか?そうでもないか?バラハタマバチの虫えい)