9月は収穫弁当(栗、キノコ)
2021年 09月 17日
庭に落ちる栗を拾い集めていたら、日に日に量がたまって来た。8月以前に風雨で落ちちゃったものは中が未熟でダメっぽいけど、9月以降に自然にイガが爆ぜて落ちて来たものは、一粒一粒が丸々太ってて手にのせるとずっしり重い。
よーし!そろそろ栗ご飯でも作ってみるか。庭の収穫で栗ご飯なんて初めてだから、すっごく胸がときめく。
それで、まずは水につけて沈んだ栗の鬼皮を小刀で剥いた。鬼皮は固いけど、中身とくっついてない分、意外と剥きやすいな。次に剥く渋皮は薄いんだけど、アーモンドの薄皮をナイフで削るような感覚で、鬼皮よりしんどい。皮剥きっていうより、ゴリゴリ削る。彫刻みたいな気分になった。ナイフを握る手指が痛い。
で、全部剥き終わったのは、もう深夜過ぎ。ううー手が痛い……。
剥き終わった栗に砂糖をまぶしてジップロックに入れて冷蔵庫に寝かせ、土鍋で米と昆布を水につけておく。翌朝には栗を小鍋にとって3,4分下茹でしてから米の上に並べ、塩少々と酒一振りして土鍋で炊く。栗にまぶした砂糖は下茹でで洗い流されるので、甘味用っていうよりは綺麗な黄色に発色するようにするためのものらしい。
蓋を開けたら……うっわー、いい匂い!幸せだ。
半分は朝ごはんにして半分はお弁当にした。つまり、お昼にも幸せアゲインってこと。ご飯の中にもゴロゴロぎっしり栗が埋まってて大変にゴージャス!
大袈裟でなく、今まで食べた栗ご飯の中で今日のが一番美味しかった。
自分で好きに作った料理って美味しいしさあ。自分で採った食材だと更に美味しいしさあ。それが庭で採れたとなると、もっともっと美味しいしさあ。最高!
9月の弁当。ちらほら庭の収穫物が入っていて楽しい。
庭の栗ご飯、野で狩ったキノコのフライ、それから山芋を擦って作った芋餅など、いかにも「収穫の秋!」って感じ。
庭の栗は、まだまだ樹上に残ってる。あともう一回は、収穫して美味しく食べられそうかな。そして今後も毎年、この美味しい栗が食べらるってことでもあるのか……新しい庭のわくわくだ。
前の庭の主役だった金木犀の大木がなくなって寂しかったのですが、ここの庭だと秋は栗になりそうです、、。初めての果樹(ん?栗って果かな?)なので、どんなもんだろうと興味津々でしたが、とっても美味しくてウハウハでした。
ケーキ屋さんで黒っぽいの和栗のモンブランというのをよく見かけるんですが、そういえば洋栗ってあるのかな?いつもの黄色いモンブランがそれだとしたら、小粒でも甘みが強いんですかね、ヨーロッパ栗は。バターなんかとも美味しそうな気がしますね。