ハクチョウゲ(白丁花)
2021年 05月 21日

最近、出勤ルートの生垣の中で見かけることが多い、白い小花。
花はとても小さいが、下を向いてぼんやり歩いていると(←疲れ中年)地面にそこだけ雪が降ったように白く花びらが散っていて、気付いたりする。中国での名前は六月雪。
古くなった生垣の下に植え込まれて、混ぜ垣風に使われていたりもするようだ。枝が細くてしなやかでよく分岐し、花も葉も小さく密につくので、勝手に穴を埋めてくれて良いんだろうと思う。刈り込みにも強いらしい。背丈も大きくならないようなので、今度うちでも植えてみようかな。
丁字型(ラッパ型)の白い花には、うっすら桃色の線が入って可憐。惜しむらくは無香。古代の物語の絵巻なんかに登場しそうな雰囲気だなと思って調べたけど、日本に入ってきたのはもっと後で、江戸時代くらいから生垣などに使われていた模様。

そんな風に道の植栽など眺めながら、梅雨の走りの不安定な空気の中、外を歩くのって楽しい。
モワっと蒸してたり、かと思えば冷んやり湿ってたり、白っぽく明るいのに静かな小雨がぱらついたり、夕焼けに夏の気配が混じってきてたり。ジメジメも暑い寒いも、そこだけ取り出したら快ではないのかもだけど、いろんな感触を味わえるってことがまとめて快楽なんだな。
年々、空調も照明も年中一定の快適(?)オフィスで日に十何時間も過ごす生活が当たり前になっちゃって、感触のバリエーションが枯渇気味なんで、コロナに乗じて生活変えようと目論み中(まだ全然成功はしてない)。なんにも用事をしてない時間とか、誰にも会わない時間とか、もう少し欲しいなあ。
