カシラダカ、じゃなくてホオジロ雌?
2019年 01月 15日
【カシラダカ(頭高)】スズメ目ホオジロ科
……とパッと見で思ったんだけど、冬羽のカシラダカとホオジロの雌はかなり姿が似ているようで、たぶん今回のはホオジロ雌っぽい。
- 名前は、頭頂部の冠羽が高く立つことによる。
- 夏はオスの頭頂部は黒々としているようだが、冬羽はオスもメスと同じく全体的に淡褐色の色合いになる。
→その後、カシラダカも観察することができて、見分け方のコツが分かった。カシラダカは、もっと体がマダラっぽい。
今日は水辺の鳥でも見てくるかなと思い立ち、多摩川サイクリングに出かけた。末っ子が「赤い小鳥も可愛いね。ベニマシコっていうのがいるみたいだよ」と言ってきたせいもある。ベニマシコって水辺の草原でよく見られるようだし、運がよければ遭遇するかも。
でも、たどり着いてみたら、多摩川って広いんだよな……。大きな川だけあって水鳥はどこでもたくさん見かけたが、今の興味は小鳥モードなのでイマイチ心踊らず。水鳥って大きいからズームの威力を体感できない。今は遠くの小さいものをズームしたい気分なんだ!しかし、河原で見かける小鳥たちは、スズメ、モズ、ヒヨドリ、セキレイ、カワラヒワ、シジュウカラなど庭でもお馴染みのメンツばかりで、「わざわざ遠くまでサイクリングする必要はあったのか?」と思うところもないではない。ベニマシコとまでは言わずとも、なんか庭では見たことない鳥が見てみたい!
でもどうしよう。一体、この広大な草原のどこに腰を据えればこの場所ならではの河原感あふれる小鳥に遭遇できるものか見当もつかない。タイミングを掴み損ねて、20kmくらいただただ川沿いを走る。
結局、ずっーと続く葦原を眺めて、まあどこでも同じようなもんかと、小鳥たちの声がする河原に下りた。そして生い茂る葦の中でしばらく佇んでいたら、リーゼント頭の、小柄なスズメみたいな鳥がやってきた。む。この頭の膨らみからすると、おそらくこれがカシラダカってやつか!だとしたら初めて見る。よーし、多摩川までやってきた甲斐があった!
……と喜んではみたが、後から図鑑の写真と比べてみると、単に髪の毛が乱れ気味のホオジロのメスかな?って気がしてきた。識別に一番役に立つ腹側の写真を撮れていないので自信がないが、カシラダカだったら背中と脇にもっと目立つ斑が見えるはずのように思う。
ちなみにお馴染みのスズメたちはこの下の写真。
羽の模様は似てるけど、頭の柄は全然違うから、カシラダカでなかったとしても、とりあえずスズメではないことだけは確か。
暖かな金色だった夕焼けがだんだんとピンクになり、やがて薄青くなってきて、ベニマシコには遭えずに帰る。
結局、ありあまるズーム欲は、まだ明るい空に薄く見えている月のアップで満たしてみた。昼の月って白くて薄い雲みたいだ。せいぜい数百メートル先にいるだけの小鳥へのズームはけっこう難しく思うのに、38万キロも先の月のアップは苦もなく画面いっぱいに撮れるのは不思議な気がする。
今時期カシラダカは大群なんですよー。対してホオジロはごく小さい群れか単独です。
この写真で見ると私もホオジロに一票!
ベニマシコすごくかわいいです。ぜひ探して下さいw 柔らかい鳴き声ふぃっ ほっ って聞こえたらそれです。
自分は手持ちで振り回せる限度の300mmレンズなので(こらえ性がないので三脚立てて待っていられないww)
なるべく「君たちに何の興味もない」というふりをして鳥に近づくのですが、やっぱり逃げられること多し。
こちらの写真見て益々欲しくなってきました。
ま、上の娘の「カメラ変えたから写真がうまくなるわけじゃ無いよ」という辛辣な言葉も胸に置いて、3月のハヤブサの繁殖期まで悩むことにします。(笑)
なるほどー。確かにこの写真の鳥は1羽か、せいぜい近くに数羽いるだけでした。
同定の際には図鑑写真や鳴き声だけでなく、季節ごとの生態も知っとく必要がありそうですね。
ベニマシコ、とっても見たい気分になってるんですが、まだ探鳥に目覚めたばかりなので、どんな場所に行くと遭遇できるのか途方に暮れてます。
生態を読んだ限りではちょっと期待できるかなっていう散策場所がいくつかあるんですが、昆虫や草花と同じで、環境的にぴったりの場所だとしても、いるところにはいるし、いないとこにはいないんですよね。
「前にあそこで見たな」とか、「毎年あそこに咲くんだよな」っていう経験則が自分の中に溜まるのは、野鳥に関してはまだ先かなーって感触です……。
あと、私もP1000は手持ちでしか使ってないし、たぶんずっと手持ちかも。
写真撮影も楽しいけど、綺麗な撮影をじっくり落ち着いて狙うより、「なんかいないかなー」とぶらぶら探し歩くことの方が楽しい性分っぽいです。
カメラサイズはちょっと大きく見えるかもだけど、取り回しは別に苦にならない軽さですよ。