冬の野鳥@小金井公園
2019年 01月 12日
連休は早起きして探鳥だ!
意外なことに夫も一緒にやってきた。前の晩に家族も誘ったら「早朝で寒いのはちょっと……」とみんなに断られて、まあそりゃそうだね、と思ったんだけど。いつもは昼夜逆転で寝坊の夫(私もだけど)を動かしたのは新しい望遠カメラの力だろう。新しい機材を試したい気持ちが、寝坊の気持ちに勝ったとみた。
で、まだ薄暗いうちから一緒にごそごそベッドから抜け出して、すぐに分厚い靴下・毛糸の帽子・暖かい手袋を装着。末端さえ暖ければ冬の寒さって楽しいものだ。どこ行こうか?と話しながら、途中のコンビニで暖かいお茶と肉まんを買う。近所の井の頭公園にも野鳥はいっぱいいるが、人も多いし馴染みスポットすぎてつまらないので、もう一つ西の大きな公園、小金井公園まで自転車を飛ばす。
これだけ大きな公園であれば野鳥がたくさんいることは間違いないだろうけど、とりあえずは水場が良さそうかなと地図を見て池に行ってみたら、なんと水抜き中で水位が低くなった池はすっかり凍りついていた。あらま。じゃあ水飲み&水浴び鳥を狙うのは無理か。
で、薄暗い公園をしばらくうろつく。たまにランナーとすれ違う以外にはひと気もまだなくて、囀り、羽音、木を突つく音なんかを頼りに鳥の姿を探すと、結構な数の鳥を見ることができた。
遠くから望遠で、鳥たちがそれぞれの朝食をとったり仲間と連んだりと忙しく動き回ってるのを観察するのはとっても面白い!ぶらぶら散策しながら、ヒヨドリ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、カラス、カワラヒワ、ジョウビタキ、アオサギ、カモ、ツグミ、キジバト、カワラバト、ムクドリ、アオゲラ、シメ、モズ、シロハラ、オナガ、スズメを見ることができた。
ただ、問題は、「おっ、いたいた!何の鳥だ?あ、何か食べてる、種かな。地面を掘り返してるから嘴が土で汚れすぎだねー」とか一方が浮かれて解説している間、望遠カメラが無い側は遠すぎてよく見えないってことなんだよな。その結果として、カメラ奪い合いが起こる。持つ者と持たざる者との間の紛争。
そんな感じで、たまに小競り合いしつつ色んな鳥の色んな場面を見てたら、だんだんと日が差して、地面や木々が金色に光り出した。うわー、すごい綺麗!お日様にあたるといきなり体が暖かく、心なしか周りの鳥たちの動きも変わった感じだ。
気づけば3時間以上たっていて、カメラを向けたオナガが飛び立った瞬間に「もう電源がありません」表示が出て、無情にもカメラが沈黙した。残念。今日はこれで終わりか。P1000、電源がそんなに持たないんだよな。でもとっても楽しかった。
朝の公園を満喫し終わって、寝坊しているであろう家族のために美味しそうなブランチをお土産に買いながらサイクリングして帰る。
ってことで、これからも誰かと探鳥を楽しむなら、双眼鏡と、もう一つ替えのバッテリーが必要かな。
こんなに色々な野鳥が見られるのですね。かつて、早起きして市の霊園で野鳥観察をした頃を思い出しました。
ジョウビタキ、シメ(フィンチの仲間ですよね)、アオゲラはこちらでもベランダから見ることができますが、オナガはこの国にはいないはずで、東京に行くたびに注目してしまいます。
オナガって不思議な分布をしてますよね。日本でも急に西日本からいなくなったり、なんでなんだろう?って思います。
アオゲラは日本固有種とはよく言うけど、そっか、緑のキツツキというのは世界中にいるんですね。腹部に黒い斑があるのが日本だけなのかな。あとは虹彩の色も日本のアオゲラは黒っぽいのでヨーロッパアオゲラとは顔つきがだいぶ違うように見えますね。