天地返し、冬の巣(蟻、地蜘蛛)
2018年 01月 14日
地中でぬくぬく育っていた虫たちが地表の寒風に晒される。どれどれ珍しい虫はいないかな?と覗き込むが、いてもほとんどがコガネムシの幼虫だ。もぞもぞとゆっくりした動きで地下に帰ろうとしているようだが、すぐにジョウビタキが寄ってきてそのうちの一部を美味しくいただく。毎年毎年、判で押したようにな連携プレー。ジョウビタキって、天地返しを見張ってんのかな?
球根も大量に発掘される。こちらも地中で瑞々しい白い根や芽を伸ばしていたのに、シャベルで無惨に割られてしまったものも多数。とりあえず一箇所にまとめておいて、整地が終わってからあちこちに適当に埋め戻す。こうやって、昔は種ごと色ごとにきちんとデザインされて植えられていた花々が、どんどん無作為な混植の様相を呈する庭になっていく。拡散現象の一つのサンプルと言えるんではないか。
カミキリにやられてしまった朽木の根を土中から掘り上げたら、蟻の巣になっていた。巣の中の一部はキラキラした透明のものに覆われている。樹液のようにも見えるけど、木はもう枯れきっているようだし、これって何だろう?蟻に関係あるものなのかな?蟻の迷惑も顧みずにジロジロと眺める。
この中で一番寿命が短そうなのはジグモだが、今年もしっかりした立派な巣がいつものバラの根元にあるのを確認した。成体になるまで3年くらい、成体になってからは4年くらい生きるらしいが、2年前に大きな成体の姿を見かけたから長くてもあと2年くらいでお別れなのかな。いつかある年、巣がないのに気づいて、あーそっか、とか思う様子が想像されてしまった。ちょっと寂しいかもな。
あけましておめでとうございます
今年もこのブログを読める幸せ ルン♪
macchiさんとこは毎年この時期やるんですか?
うちは、今まで全く興味持たなかった息子が、今年は手伝おうか?って
植物というより力仕事だから俺がって感じなのかな。
子供と過ごす時間は、成長とともにどんどん変わっていきますね。
blogは老後に読み返す為に書いてるんですが、楽しみだなーw
おおー。ありがとうございます。
ブログを書く幸せ、思い出したかも。
いつもクタクタで帰宅してバタンキューの今日この頃で、色んなこと、すっかり忘れていましたが……。
africajさん、
過去の記録を調べたら、この時期いきなり思い立ってやることが多いようです。
私もブログは折々の庭仕事の時に読み返すために書いてます。
今日も天地返しで庭隅から出てきた大きな根塊を「なんだこれ!?」と思って過去記事を調べ、どうもウドっぽいかもとアタリをつけたり。
息子さん、ジェントルだなー!
私は今日も庭仕事してたんですが、今ちょっと腰を痛めていて、末っ子と近所の中学生が手伝ってくれました。
大学生は、「ブランチ散歩行くの?一緒に行こうかな」と寄ってきたのに、「散歩の後はみんなで庭仕事だよ」と言ったら、「あー、じゃ、やっぱりイイやー。インドアで……」とさっさと引っ込んでしまいましたよ。ちっ。
あー、分かるかもしれません。
気分がなんだか晴れなくて、今まで楽しかったことも色あせてしまう時期ってのは私も体験あるかもです。
それって心配事や悲しい事が多いからそうなるのか、そういう時期だから心配や悲しみを強く感じてしまう状態なのか、たぶん両方なんだと思うんですが……。
なので落ち込んでるなと思った時には、私はあえてアパシーというか、出来事は解釈せず、右から左にロボットのように事務的に片付けまくって、感情はスイッチオフして凌ぐ手を使ったりするかなー。
ローな気分の時は、出来事の解釈も実際より悪くなってしまってる面もあるかもしれないから、後で気力体力回復してから考えようって。
でも、長い目で見れば、楽しいこと悲しいこと、波のように繰り返しでOKだよな、ちゃんと正面から受け止めて味わった方が良いのかもなって、ハイでもなくローでもない時にはよく考えるんですけどね(とか言って、やったことないので効果のほどは知らず、無責任ですが……)。
やり方は人それぞれなんだと思いますが、どうかうまく凌いで、元気出ますよう。