キンケハラナガツチバチ(金毛腹長土蜂)
2017年 11月 05日
庭のクジャクアスターに何か大きな蜂の姿が見えた。
寄ってみると、体長ちょうど3cmくらいの蜂だったが、他の大型蜂のようなシャープな印象が全然ない。うわ、なんか腹が長くてノヘッと重そうだな、というのが第一印象。
これは刺さない蜂だろうって見た目なので、近くによってジロジロ見た。鈍重そうな体型に反して、顎はハサミみたいで意外と強そうだ。挟み込んで捕虫するタイプか。
で、調べたら土蜂の仲間だった。
金色の毛が目立つので、たぶんキンケハラナガツチバチかな。やはり命名に使われるほど、腹部の長さは特徴的なようだ。
触覚が短いので、これはメス。
オスの場合は、触覚が長い。また、腹の線がメスは毛帯のみだが、オスの場合は白っぽい帯紋も入る。
ハラナガツチバチのメスは交尾後に土に潜り、コガネムシの幼虫を捕えて産卵する。なので段々フサフサの美しい金色の毛もハゲたり汚れたりしてくるはずだが、この個体の毛はフワフワのサラサラなので、多分まだ産卵してない若い娘かなって思う。