夏の冷たい餅デザート
2017年 07月 08日
このところの蒸し暑さで台所に立つのが億劫で、蕎麦屋で冷たいものを食べて済ましたりしていたら、末っ子がわらび餅に嵌ってしまった。お店では小皿にちょこっとしか出てこないわらび餅をみて、あーあ、大きなお皿いっぱいのわらび餅を食べてみたいな……としみじみ言う。
そんなら食べましょう、その夢叶えましょう、ということで、帰宅して一緒に作ってみることにした。確か葛粉の袋の裏側に作り方が載ってたと思うんだ。
作ってみたら、やはり簡単。
葛粉80gを600ccの水で溶いて鍋にかけ、糊状になったらバットに流しいれて20分ほど蒸す。蒸し上がったら、氷水で冷やし固めて適当に切り分けるだけ。今回は、大きな塊を冷やし固めて切り分けるのが面倒だったので、蒸した餅をそのままスプーンですくってポイポイと氷水に投入するという、さらに手抜きな製法にした。
それで冷えひえになったのを、ざるでよく水を切って、きな粉と砂糖を混ぜたものにまぶす。末っ子が、わたし黒蜜は好きじゃない、というので、蜜は作らずにそのまま皿に盛り付ける。
えっ、何これ、多すぎない!?と呆れ返る夫、お父さん夢ないこと言うなーこの量が良いんでしょー、とパクつく娘。「おいしーい!」と満足気。黒胡麻きな粉を使ったので、ちょっと写真写りは悪いかな?
自家製わらび餅、この夏何度もオヤツに出して欲しい!とリクエストされたので、「どうせだったら粉から作るとか?お母さん、葛が生えてる場所知ってんだ。葛の根っこ掘ってクズ粉から手作りしたら、ものすごく自家製のワラビ餅だよ……あっ!」と話しながら、気づいてしまった。
これってワラビ餅じゃなくてクズ餅じゃないか!?
慌てて確認したら、やはり蕨の根からとった蕨粉で作るのがワラビ餅、葛の根からとった葛粉で作るのがクズ餅だった。って、落ち着いて考えれば当然か。がーん。
末っ子君(ぎみ)のはわくわくする様な料し方、大満足でしょうねぇ、
黒蜜、苦手です、四谷にある和菓子屋のわらび餅はこし餡入り、未だ食べず仕舞い・・
お母さんの勘違い、そうでも無いかも、
「長門」日本橋の「くず餅」わらび粉製と記してありますよぉ、
それにしてもこんなに淡い味わいの食べものがお気に入りの末っ子君、お薄は如何?
上の子たちが、小学校の頃に「これ習いたい!」とチラシを持ってきて、どういうわけか街の教室で茶道を習ってて(お菓子目当て?)。それで末っ子も小さい頃からお点前にお客で呼ばれたりしてたせいかな。
いつもは多少兄を蔑ろにする妹なんですが、お茶を飲みたい時は「マリオが立てたのが一番美味しいよ!」とか言って、良いように使おうとしてるような……です。
くず餅を作ったことがないですが、あれって白いのは蒸すからなのでしょうかね?
食感がかなり違う気がします。
ちなみに、素は、わらび粉じゃなく、原材料に馬鈴しょでんぷんと書いてあって、子供ながらに首をひねったもんですがw
実際、片栗粉でも作れちゃうし。
本葛粉より本わらび粉の方が貴重らしく、根を掘り起こすのが大変とのことで京都の「老松」がめちゃ高でも赤が出ると言ってたなーと思い出しました。
片栗粉でも作れそうとは思ったけど、本当に作れちゃうのか。
お手軽だしそれも一回試してみようっと。
くず餅は、真っ白な糊状だったのを蒸したら、半透明な餅になりました。
で、少し上の子たちにもとっておいてあげようと冷蔵庫に入れたら、透明感が失せて、食感がモソモソになってしまいました。
葛は、冷蔵しちゃうとダメなんですね……知らなかった。
> ricabandoさん
うわー2000円超えですか。
なかなか普段のおやつにはハードル高いですね。
でも絶対に買えない額ではない……知ったからには一度は試してみたい気が。
africajさんとricabandoさんのコメント読んだら、ワラビ餅も試してみたくなりました。
というか、寧ろそんな高級なワラビ粉を手作りしてみたい。
夫実家の裏山にワラビは生えているかもしれないな……この盆帰省のミッションとするか……?なんて。