冷たい百合の香り(シオネール)
2017年 06月 25日

庭からイエローウィンの匂いが漂って来た。家の中までほんのり百合の香り。球根をいくつか植えたのは10年も前のことなのに、それからずっと、増えたり減ったりまた増えたり、去年の場所から消えたり忽然と別の場所に現れたりしたりしながら、必ず毎年夏になれば庭のどこかで咲いている。球根が分球して、庭のあちこちに散ってるんだな。
今年も咲いたね、匂いで分かるねと話していたら、「切って来ようか」と夫が庭から一枝摘んで来た。とたんに部屋の中が百合の香りに占領される。
そういえば、百合の香りって強烈過ぎて苦手な人が多いとどこかで読んだ。でも、庭の百合の中で一番最初に咲くこの黄色い百合の香りは、もう少し後に咲く白やピンクの百合みたいにクラクラする香りとは少し感じが違う気がする。

それで調べてみたら、面白い記事を見つけた。
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)
→ 成人男女に対するユリの香りの嗜好調査(大久保直美)
この記事によると、強い香りを持つオリエンタル系の百合の中で、イエローウィンだけが香り成分の構成が全然違う。官能的で甘く濃厚な香り成分とされるイソオイゲノールがほとんど含まれず、代わりに清涼感のあるユーカリプトール(別名シオネール)が多い構成になっているようだ。
ちなみにイソオイゲノールとは、バナナやイランイランの香りらしい。甘ったるく多幸感を呼ぶ。一方、シオネールはヨモギやローズマリーに含まれるスースーする香り。去痰や清涼剤に使われ、生ゴミや靴箱の消臭にも良いらしい。
なるほど、それでは……と、靴箱と子どもたちの部活動道具が置かれている玄関の一角に花瓶を移動。まあ、それらが臭いって訳では決してないけど。明るい黄色の百合の爽やかな香りに満たされた玄関って良い感じ。

ただ、うちの庭は粘土質で球根系の植物はことごとく消えてしまうので、『分球』という響きにちょっと憧れを抱いています。
それにしても、花の香りは本当に様々で好みも人それぞれなんでしょうけど、今日は犬の散歩中に生け垣に咲くクチナシが余りに良い香りで、咲いている花があるたびに鼻を突っ込んで深呼吸していました。あの、甘ぁ〜い、チューングキャンディのような匂い。なぜか子供の頃を思い出すのです。(バナナの匂いはどちらかと言えば苦手なんですけど)
そして、家に戻って居間のサッシを開け放つと、今度は庭からシロバナネムノキの甘くて爽やかな良い香りが漂って来て、多幸感に包まれております。
ちょっと意外な感じだなと思ってコメントさせてもらいました。
香りは人によって感じ方は随分違うのだなと改めて思います。
オリエンタルユリの白やピンクなどに比べ
イエローウインは OTという仲間に入り 香りは強い方だと思います。
ユリを育てていると ユリの香りには鈍感になってしまって香りを感じなかったりしますが イエローウインは強烈な香りかな~と。
突然失礼いたしました。
猫には百合の粉は猛毒らしいので注意ですね。
灯ともし頃に咲く夕菅の花はなんとも・・
夏だなぁ~と感じるのが百合の花、
雨の日に百合の花を抱いてやって来るのは、「浮世絵」の様な女性、三千代でした、思い出の白百合、苦しい程に重い香りの。
分球、地球、肉球、いい響きの言葉ですよね。
クチナシの香りはうっとりしますよ〜。私も吸い込んじゃいます。
しかも花びらの色も質感もクリーミーで美味しそうな……食べたことないですけど。
シロバナネムノキは嗅いだことがない。嗅いでみたいです!
> kinbe-hiさん
うわっ、すごい、百合の海!!物凄い壮観ですね。
これが咲いたらどうなるのか……。香りも大変なことになりそうですね。匂いの塊的な。
イエローウィンの香り、強いと思います。
いま、家のぐるりに点々と咲いてるんですが、この瞬間も窓を全部あけてるので、どの部屋行っても家じゅうがイエローウィンの香りに満ち満ちてます(そして風が冷たい)。
でも、カサブランカとかのムンムンした夏の夜の香りとは違って、初夏の冷たい夜の香りって感じがして。
咲いてる時期がそうだから、それにイメージが引っ張られてるだけかも?ですが。
> 薪の炎さん
なるほど。構図とか色とか、女性の方が絵的で華やかな写真撮りそう。最近どこでも目を引く綺麗な写真が多くて面白いです。
でも写真自体の表現力は、高級一眼と普通のカメラじゃ全然パワーが違うけどなー。階調の滑らかさ、光の感じ、特に大きい写真だと一目瞭然ですよね。機材持ちのご友人は、大判写真で勝負したらどうだろう?なんて思ったり。
オニユリ、パッと鮮やかで綺麗ですね。山の中なんかで見かけると、燃えるようだなと思います。
> ママりんさん
いやあ、ユリ根は重要ですよ。
私も子供達も百合根が大好きなので、食用百合根を植えたんですが……。
美味しく育てるには、放置して大きくするだけじゃダメなんですね。花が咲く前に摘んだり手間かけないと。百合、勝手にどんどん育つから簡単かなと思ったんですが。失敗しました。ただの花畑になりました。
えっ、猫に百合が毒とは。知らなかったです。
> うり豆さん
夕菅、キスゲ、狐の剃刀など、上向きに咲く系の野生の百合も、シュッとしたラッパみたいで軽やかで良いものですよね。
一方、俯いて咲く白百合は香りも花もちょい重たい……。
そういえば漱石の小説のヒロインって白百合みたいかも。淑やかで妖しくて重くて多少鬱陶しい。作者の好みですかね。
ゆりこ っていう名前の人は
見た目は美しかったり可愛らしかったり女性的
中身が強くて男っぽい!!
って思っています(笑)
今まで会った人は あてはまってます。。。
あくまで個人的に。。。
百合は今にも咲きそうな
蕾が好き!
私にも友情を感じて止まない楽しいユリちゃんが一名いますが、そう言われれば当てはまるような、そうでもないような……。
百合の蕾は、形もスイッと機能的な感じだし、質感もなんだかプラスチック的で、作り物みたいで面白いですね。
