こどもの隠れ家づくり
2017年 03月 12日
それで、大きな枝を何本か組んで、庭に円錐形のティピーテントを作ってみた。
そしたら、今日も遊びに来ていた子供たちが興味津々で寄って来て、しばらく見てた後、黙々と一緒に組み出した。そしてある程度出来上がった頃、うーん、もっと全員一緒に入れるように壁と天井を広く組めないかな、大きな枝がいっぱいあるし、とか言い出す。うん、できると思うよ。壁面用にトレリス2枚かしてあげる。
それであとは子供たちに任せたら、なんだか凄い隠れ家が組み上げられた。
壁も屋根も結構な面積を枝と蔓で組んで、なかなかにスペイシャス。高学年たちの機動力すばらしい。
−−子供達の尽きない発想も凄いが、そんなに何でも落ちてる庭も凄くないか!?
得意なような、恥ずかしいような。
そして完成!
すごいよ、次はあの子も呼ぼう、お弁当持ってきてみんなで食べよう、などと楽しそうに話しているので、完成記念におやつでも買って来てみんなで食べたら?とちょっと離れたお店にお遣いに行かせる。
そして小学生が留守のうちに、夫と二人で新築の隠れ家でちゃっかり寛ぐ。ふっふ。もうだいぶ日も落ちたけど、何重にも枝が組まれた壁の奥行きは深く、緑にすっぽりと包まれると、中は風から守られてほんのり暖かい気すらする。素晴らしい居心地。危なさそうな枝だけ、カットして滑らかにしとく。
暗くなってきた庭で、ランプつけて暖かい飲み物とおやつたべて、今日はさよなら。
当初のイメージはこの程度だったんだけど。小学生たち、予想を大きく超えてきた。
これはすごい!!
こんなスペースがあるのも、こんなに落ちてるのもw素敵だー(ほんとに落ちてたの?雑に置いてあったの?)
おやつ買いに行ってる間に、こっそり夫婦でくつろぐのも、危なそうな枝カットしてあげるのも素敵なオチ。
これから気持ちいい季節に大活躍、子ども達が雑草より増殖しそうw
何の出し物をしようか案を出し合うとこから始まり、大量の段ボールを確保する為にスーパーを数件周り、自宅で作り始めたら気分が乗って来てもっと巨大化させる方向へ。手押し車で数個に分けられた部品を往復して学校へ運び、誰も居なくなった夕方の教室で、覗きに来た先生に「そろそろ帰りなさいよ」と緩く促されつつ、なぜそんなに!?というくらい熱心に黙々と段ボールを組み立てていました。
あの集中力とどんどんと広がってゆく段ボール空間に、一緒に作業していた友人達もきっと興奮していたに違いないと、今になって思います。
苦労の甲斐あって『人間もぐらたたき』は大好評で、もぐら役をやりたいという子も登場したりもしましたが、はしゃぎにはしゃいだ小学生男子によって、最後は段ボールを崩されて終わりました。しかし、クラスのみんなが意味無く笑ってお祭りのような雰囲気で凄く楽しかった印象だけが残っています。組み立てて設置して思いっきり遊んだ事は覚えていますが、不思議と後片付けの事は覚えていません。
人が入れるくらいの大きさの物造りって、どうしてあんなにワクワクするんでしょうねぇ。
小学生の頃って、何もかもが漠然と無限な感じで生きていたような気がします。
ホントに落ちてた、かな……。
一応それぞれ、昔は活躍したり、今も年に1,2度活躍する役目はあるんですが(草刈りした時にゴミ袋ひっかける木枠とか)、それ以外のときは隅っこに捨て置かれてました。雨晒しで。夏は草藪に埋まって。
翌日にはもう、すでに子供が増殖し、居住性もさらにグレードアップしてました。春休みが怖いような楽しみなような!
薪の炎さん>
たまに理由不明の不調年、ありますねえ。そして回復した時の理由もわからないんですよね。
でも植物と話せたら面白い反面、怖いかも。
搾取してんじゃないよ、美味しく食べるなら種は遠くに撒いて来いよ……とか凄まれても、文句言えないような。
ミニトマトは美味しくて丈夫で見た目も綺麗だし、良いですよね。豊作すぎて持て余すこともありますが、干しトマトとか、美味しかったです!
muさん>
はは。すごい感動が伝わってきた。
人が入れる大きさって興奮しますねー!
うちの子たちにとっても、この隠れ家が、muさんのモグラ叩きのような思い出になってくれたら嬉しいです。