女郎蜘蛛の産卵
2016年 11月 21日

窓の外にいつも見えていた大きな女郎蜘蛛が、ある日急にいなくなってしまった。
と思ったら、一週間ほどして、またいきなり以前のように巣の真ん中に陣取っているのを発見。一体どこに出かけてたんだ……と不思議に思ったが、女郎蜘蛛は壁面や木の幹に産卵する習性があるので、どこか良い場所を探して産卵して、産後の余生を過ごすために古巣に戻って来たのかもしれない。
そんなことを思いながら、ここ数日、何となく蜘蛛の卵がありそうな場所など気にして見ていたら、別のジョロウグモが卵嚢の上で死んでいるのを見つけた。あー、君は生きて戻れなかった組か……と思う。いつも窓の外にいる馴染みの蜘蛛と比べるとだいぶ小柄な個体なので、体力が持たなかったのかもしれない。母蜘蛛は卵を守って死ぬという説があるらしいが、多分こんな場面を見た人がそう考えたんだろうな。
しかし実際には、卵の傍で息絶える母グモもいれば、生き延びて立ち去る母グモもいる。
インターネットで検索したところ、「ジョロウグモの産卵行動に及ぼす気温の影響」(西野真由子)というレポート(←とっても面白い!!!)が色々なところで引用されており、その観察結果は下のグラフのようになっていた。行方不明の中には死亡の個体も多そうだけど、思っていたより網に戻る母蜘蛛が多いんだなという印象。とは言え女郎蜘蛛は短命な蜘蛛で、冬にはほぼ皆死んでしまう訳だけど。でも、本能に従う虫だって、やること終わったら余生過ごそうとするんだなと思うと、生き物みんな同じだなと思う。

死んだ小さな母蜘蛛が卵を産みつけたのは、ふかふかの分厚い苔の絨毯に覆われた大きな木の幹の窪みで、いかにも居心地良さそうな場所だった。前出のレポートによれば、蜘蛛が産卵までの日数が長かったのは大半が場所決めに日数がかかったためで、移動距離も予想以上に長かったというから、この蜘蛛も良さそうな場所を探して歩いたんだろうな。
きっとここから来春は、新しい子蜘蛛たちがたくさん巣立って行き、強運な数匹が、また次に世代を繋ぐんだと思う。

そうですねー、古くなければとても住めなかった家だと思います。
そしてここに住まなければ、そんなに自然好きにもならなかったかな。
なので日々、家の古さにしょんぼりもし、感謝もしです。
敷地の中にクモの巣は大小いっぱいあるので、通行のために、はばかりながら蜘蛛の巣をはらうことは時々あります。
そうすると、切れやすい緯糸とは違って、経糸が硬くてくっつかないのはよく解ります。そっかー、あれを利用することができるのか……。
タナゴ、綺麗な魚ですねー!
また試してみたいことが増えてしまいました。
そういえば、蜘蛛の糸、絹の糸、子供の髪に質感が似てますね。ハイティーンくらいから、だんだん大人の髪の毛と同じになってくるんですけど。
江戸時代の結婚前のお嬢さんといえば、たぶんかなり若くて子供寄りでしょうから、きっと蜘蛛の糸の代わりにもなったんでしょうね。
