ごっこ遊びの時間
2016年 09月 10日
末っ子の誕生日前。
近頃なかなか会えないでいる上の子たちとのLINEが活発化する。それぞれ末っ子が喜びそうなプレゼントは思いついているが、他の家族と被らないか心配な様子。
当日。
家族が揃う時間は夜遅いのに、どこかからドレスを引っ張り出し、着飾って準備万端な末っ子。みんなが帰ってくるのをソワソワ待っている。わくわくし過ぎ、うろうろし過ぎ。そのくせ、「でもあれだね、昔は誕生日って特別な凄い日だったのに、だんだん普通の日って感じもしてきた。学校も休みじゃないし」とか言ってる。まあね、わかって来たね。なかなか個人の誕生日は国家の休日にはならないよね。誕生日も普通の日、それが大人になるってことかも。
誕生日ケーキは、シフォンケーキを焼いた。
レシピをもらって上手く焼けるようになったので、最近そればっかり作ってる。飾りつけは上の子たちに任せたら、怪しい笑い声が聞こえ、なんだかすごいケーキになった。「手作り感あふれる」という声、同感だ。「おいしそう!」って声、ええーそうか!?
家族たちからのプレゼントの包みをあけて、いちいち歓声をあげる11歳。
すごい可愛い、ピノは最高だと囃し立てる兄姉たち。多少バカバカしく見えなくもない。「あのさあ、それって自分の妹だから特別に思うんだろうけど、私から見たら普通の子供だよ」と忠告してくれていた上の子のお友達のセリフを思い出して、なんか可笑しくなる。そうそう、本当にそうなんだけどな。
翌朝。また上の子たちは試合やら公演やらで朝早くから出かけちゃって静かな家になったけど、プレゼントのヒッピーバンド(っていうモノがあるらしい。可愛い)など身につけてインディアンになりきり、もらったゲームをしている満足そうな末っ子を見つけた。
色んな本や映画やゲームの世界に入り込んで、ドレスを着て祝福されたり、インディアンになって弓を射たり、海賊になって歌ったり。子供時代って普通でも特別だし、特別でも普通なんだよな。
子供たちの騒ぎを見ると思い出すのは、MGMTのTime to pretend。動画の3:21のとこ、憧れの乗猫。
双子は0歳時からの馴染みのサルくん(双子とちょうど同じサイズだったので、よく隣に並べてた)とトリオを組んで遊んでたのが、末っ子が生まれてからはきょうだい3人組で遊ぶようになったんだっけ(末っ子=サルくんの後釜か?)。
そして末っ子の愛馬ロディは、妹1歳の誕生日に兄姉二人でお小遣い出し合ってプレゼントしたものだ。
素敵な家族、いいなって思います。
私もケーキの画像みて、あら素敵!これは手作りじゃないよねぇ、なんて思いながら読み進めてびっくりしました。
手作りだったのですね。
ほんとにおいしそうですよ^^
って、美味しいのですよねヽ(^。^)ノ
モントン?みたいなケーキミックスのモッソモソのスポンジに9〜10分立てのボソボソクリームと適当な何かをトッピングしたケーキって時々無性に食べたくなります。母がお菓子作りを(すさまじく当てにならない)勘でやっていたせいというかお陰というか。ピノコちゃんにはこのケーキが懐かしい味になるのかなあとか、なったらステキだなあとか勝手に思っています。
お誕生日、おめでとうございます!
私も不精して、生クリームを箱のまま振って泡立てるという荒技をすることがあるんですが、やりすぎた時のボソボソクリーム……むしろ美味しい!
そうそう、とっても美味しくて美しいケーキのお店は近所にもいっぱいあるんで、ちょっとくらい素朴すぎるテイストの方が競合しないというか(?)「これが兄姉の味か」って感じの思い出になれるかもですね。