カエルウオ@大淀小淀
2016年 08月 29日
夏休みも終わりが見えて来たのに、今年は一回も海に行ってない。
慌てて休みをとって(?)近場の良さそうなところを探して、小学生の娘と二人旅することになった。
でも大きな台風も来そうな気配もあるし、自分が泳ぐのに熱中している間に小学生が流されたりしたら嫌なので、とにかく波がなくて安全なとこはないか……と探したら、伊豆の大淀小淀というところが良さそうな感じ。大きな潮溜まりが天然のプール状になっていて、波がなくて安全っぽい(もちろん、台風が来ちゃったらダメだろうけど)。
それで行ってみた。
東京から伊豆高原駅までは2時間くらい。駅を降りるとお店が色々集まったモールになっているので、お腹が空いていれば腹ごしらえも可能。
駅ビルのトイレで水着をワンピースの下に着込み、「やまも口」を出て目の前のスーパーでスポーツドリンクとお菓子と水の2Lボトルを買って、「つり橋」という看板に従って歩く。
大淀小淀までは川沿いの道を15分くらい歩く。
観光散策ルートっぽく、道案内も出ていて景色も良く、木陰で涼しい道のりで楽しい。
途中には橋や小さな滝もある。そして最後は、海に流れ込む大きな滝が見られる。
滝の左の道には何かしらの景観地があるような看板が出ていて面白そうな気配があるが、ここは右に曲がって森の中に入って行く。するとしばらくして、左手の木立の合間から、眼下に綺麗な海が見える。
林の中の少し開けた場所に出ると、観光マップ看板と、大淀小淀への下り階段がある。
かなり急で滑りそうな階段を気をつけて下ると、二つの自然のプールが見える。
この辺の岩場は、近くの大室山からの溶岩が海で冷やされてできた柱状節理(大小さまざまな亀甲模様)になっている。平たい柱型の岩が多いので、適当な場所に陣取ったら、ワンピースを脱いで水中メガネをつけて、いざ海へ!
向かって左側の大きな方が大淀で、右側の小さな方が小淀。
小淀でも子どもには十分な広さと深さで、魚もいっぱいいた。大淀は大人でも全然足がつかない深さで(3mくらい?)、ぱっと見より広くて楽しめた。
ここで軽く魚を見てから、歩いてすぐの吊り橋や八幡野海岸にも観光に行こうかなと思ってたんだけど、小学生がシュノーケリングに熱中してしまって、「いいよー、もっとここで泳ごうよ」と移動しないので、結局半日くらいシュノーケリングだけで過ごしてしまった。ま、いっか……。
小淀にはちょっと大柄なハゼみたいな魚(柄は何種類かいるようだ)がやたらいっぱい泳いでいるんだけど、近づくとすぐに壁面の穴に隠れてしまう。
壁面に沢山あいている穴に、ヒュッ!とお尻から後ろ向きに入って、頭を出してこっちを見てたりする動作が可笑しくて、変な魚だなー!と娘と追っかけ回す。カエルウオという魚らしい。
他にも、尻尾がチェッカフラッグみたいになっているギンユゴイという魚の群れや、割と大きなオレンジ色がかった魚など、何種類かの魚が見られた。
十分楽しんだら、スーパーで買ってきた2Lペットボトルの水で頭と顔と手足を洗い流し、体をよく乾かして、またワンピース羽織って戻る。大淀小淀は海水浴場ではないので、シャワーなどの設備はない。
水から上がった帰り道は、体が重くて眠くてだるくて、宿に着いたらすぐに眠ってしまった……。
夜には露天風呂と海の幸を楽しんで、また眠る。
天気もまだ良さそうだし、明日はもっと深いとこ行ってみようか。
もっと面白い魚がいっぱい見られるかもよ!
子ども連れの快適な道中は、軽い荷物から。
子どもと二人っきりでしょっちゅう水に浸かっている道中のため、貴重品(財布と携帯しかないけど)は防水ウエストポーチに入れて、ハイキング中もスイミング中も腰につけておいた。
あとの無くしても問題ない荷物(着替えとか)はリュック一つに全部まとめて、ずっと駅やら岸やらに置きっぱなし。身軽。
一応、携帯だけは念のため二重に防水しとく。ポーチから出しておけば写真撮影も可(携帯では殆ど撮影はしなかったけど)。
もう娘は、成人してしまったので、子供と行く事は無いかも知れないけれど。。いつか旦那と二人ででも行ってみたいと思う様な場所です。
今回は台風が来る直前っぽかったので波のない場所ということでタイドプールを探して辿り着きましたが、ホントは大淀小淀はシュノーケリングというよりは、火山の影響の地形を見るような意味での観光スポットみたいでした:)
泳いでるのは、地元の近所の子たちが幾らか、っていう感じだったかもです。
実は今回調べるまでよく知らなかったんですが、伊豆半島、自然系アクティビティがいっぱいのとこなんですね……周辺には面白い海水浴場&シュノーケリングポイントがいっぱいあるようです。
海行きたい!シュノーケリングしたい!
夏には1回は海に行かないと、ですね。
それにしても行動力が凄い。見習いたい。
それから、昔、紹介されていた「道士郎でござる」最近、読みました。笑えて最後は泣けて面白かったです。
それでは、
道士郎を子供にあげたら、その後、長男がはまって「鋼鉄の鼻っ柱」と「お茶にごす」ってのをを買ってました。
「お茶にごす」はちょっとだけいつもと違うテイストで切なく(って言ってもやはり似てますが)、息子の琴線に触れまくったようです。オススメです。
私はちょっと昔の「天使な小生意気」が好きだったなー。