【夏休み自由研究】豆電球のランプ
2015年 08月 31日
子供の夏休み最終日。
特別に仕事を早く上がって帰ってきたら、末っ子が晴れ晴れとしていた。宿題全部終わったらしい。ギリギリセーフで良かったね。
それで「自由研究は、もう前に作った貝殻のランプシェードでもイイよねえ。うちのランプのコンセント、ちょっと使わせてちょうだい」とか言ってる。むっ!日和の香り。それって研究か?ただの工作じゃないか?
そしたら娘曰く:
「だって、自分で回路作ってやってみたけど、豆電球が切れちゃうんだもん」
「電池1個だけだと大丈夫だったんだけど、それじゃ暗くてランプっぽくないし」
「だけどそれで電池3個つないだら、電気は明るいけど、電球がバチって2回とも切れちゃったんだよー」
「あと豆電球は1個しか持ってないから、全部切れたらイヤだから、その後やってない……」
すべて了解した。
それ、結構イイ線の実験になってると思うけどな〜。じゃあ最後のダメもとで、お母さんが見てるから、電池2個でやってみよう。電球が切れるのは、電池のパワーが強すぎると熱くなって燃えてちゃう訳だから、パワーを落とすか丈夫な電球にするかどっちかで解決できるしね……。
で、試したら、電池2個なら直列でも電球は大丈夫そうだった。明るさも充分。やった!
ただし、娘のやり方(ただ銅線をねじって留めて接続する)だと回路が不安定なので、ちゃんと接続パーツを使って回路を組むようにし、回路の各パーツがぐらつかないように紙粘土で台を作って固定してやってごらん……と少し教える。
それで私は他の用事をして、戻って来てから見たら、スイッチまでちゃんと組めてて、いきなり良い感じに進化していた。
「電池のところが見えてると格好悪いから、そっちも貝とかガラスで隠したんだよ。それでここがスイッチで、ここを外すと電池替えもできる」とか、工作部分はたいへん凝っていて宜しい。銅線の剥き方、回路の基本的な組み方なんかも、一人でちゃんと覚えたのか、上手なもんだった。
クイッ、とスイッチを入切すれば、球体のランプが光ったり消えたり。綺麗じゃん。
つまり、娘は一人だと作業が雑。そして最後の最後で、飽きてしまって詰めが足りないとこがある。方向性としてはちゃんと良い実験になってたのになー。勿体無い。
ただ、誰かと一緒に話しながらだと、凝り性の部分もちゃんと発揮されるようだ。まあ、好きで好きでやってることって訳でもないしな。当たり前っちゃ、当たり前か。
出来上がってみれば、かなり満足気で嬉しそうな娘。
何がわかった?と聞けば、「電池1個だと暗い」「電池2個だと、まあまあ明るい」「電池3個だととても明るいけど、電球が切れる」「でも並列だと、電池が何個でも明るさは変わらない(暗い)」。
OK、いま自分がお母さんに話したその事を、そのまま図と文にまとめてランプに添付しなさい……と、結局、宿題に口を出してしまう母であった。ま、手伝ってないけどね。
(そして後で見たら、電気の回路のことより、海で貝殻を集めた絵日記風の部分の方に重きが置かれたレポートになってたのが、ちょい笑った)
すべりこみセーフの夏休み自由研究。多少やっつけだが、身についたことも無くはないのでOK。
今回使ったのは、これが2セット。
アーテック 豆電球基本実験セット(単3型)
銅線がいっぱい入っているので、色んな組み方が試せて良い。
1セット200円前後で安いし。
うちの娘は、ちゃんと一個作ってみたら想像力が刺激されたらしく、今度は四季のランプ作りたいとか言ってました。
秋は葉っぱ、冬はクリスマス、春は押し花で飾るそうです……
みちさんも是非!