龍舌蘭の繊維で布を織る
2015年 06月 09日

仕事帰り、子どもを夜の華道教室に迎えに行った。
今日の花材はリュウゼツランだ。鋭く尖った大きな葉を、娘が剣のように構えている。格好良い。
これはニューサイランと言う竜舌蘭です、繊維が利用されたりもするみたいですよ、と先生。
ええっ、植物性繊維!?
ついこの間、友達からも似たような話を聞いた気がする。予期せぬシンクロニシティに、実験心がムクムクと……。
で、帰宅してから竜舌蘭について調べてみたら、やはり葉から繊維をとることができるようだ。竜舌蘭で作った縄は水を吸うと1/4くらいまで収縮する性質があり、そのため戦前の推理小説では、殺したい人物の首にリュウゼツランの縄を巻いて雨の降る日に放置するというトリックなどが散見されたりするらしい……って、ずいぶん回りくどいトリックだなあ!人に縄を巻いて放置できる時点で、もっと普通にナニできる気がするけど。
それで子どもから、葉っぱを2枚もらって繊維にしてみた。
次の動画なんかを念頭に置きつつ、自宅では圧搾機などないので、剣山でワシワシと繊維をほぐして大ダライでザブザブ洗ってみる。
【参考サイト】
NPO法人 Science Film Museum(http://www.kagakueizo.org):
暮らしに役立つ熱帯植物2-1:
→(C-12)驚異の繊維・サイザルとロープづくり

そして一晩干したら、翌朝には白っぽい繊維になった。

その夜、自家製リュウゼツラン糸で何をしようかなーなんて、わくわくしながら早めに仕事を終わらせた。帰路途中で良いことを思いつき、100円ショップで針金櫛(2コセット)を買って帰宅。
お菓子の木箱と櫛を使って機織り機を作ってみた。制作費100円、工作時間15分。
針金の櫛を上下に組み合わせ、経糸を偶数は上の櫛、奇数は下の櫛に留める。
で、櫛を上下させて、経糸が交互にスライドすることで生じた隙間に、緯糸を通して織り上げるという仕組み。
ニューサイラン布、上手くできるかなー?

完成!
昨夜、繊維をとってすぐは、緑金色でなんとも美しい糸になるなと思った。
一晩干したら、ふわっと白く膨らんで、さらに期待が膨らんだ。
で、機織りしてみたら……なんかボサボサの、貧乏っぽいゴザになってしまった……。
これはニューサイラン糸のせいじゃなくて、機織機の構造や作業が雑だったからだろうな。もしかして、糸を紡げばもっと綺麗だったかな?

そんなこんなしていたら、出かけていた夫がご馳走を持って帰宅。
macchi, 今日なんの日だか覚えてないの?と言われて最初わからず、少し考えたら、なんと結婚記念日なのだった。
で、一緒に機織りしていた娘が、結婚記念日工作をしてくれた。
そして、「きょうはお父さんとお母さんの20回目の結婚記念日です。これは結婚記念で南の島でのんびりするお父さんとお母さんです。これはピノコとお母さんが作った糸で編んだハンモックです……」なんていろいろとナレーションをつけながら、iPadで動画撮影を始める。

楽しそうな粘土細工の夫婦に笑う。夫も、上手いなあ!と感心している。
ふと、龍舌蘭のハンモックも、水に濡れたら1/4に縮むんだろうか……とか思う。
アレをナニするトリックに使われるんじゃなくて、寛ぎハンモックに使われたんで良かった。
娘の可愛いナレーションの入った動画は保存しておこうと思う。

むかし、これが欲しくってなー。
買おうか買うまいか迷って、構造をジロジロ眺めた日の経験が役立った。
すごいです‼️
ニューサイランの織物。
可愛いハンモックになって良かったです。
ご夫婦のお人形もかわいい‼️
お上手ですね。
これからもずっとおしあわせに🍀。
華材が竜舌蘭ってところから
全てがこの記念日の作品のためにあったような 素敵な物語に思えます^_^
温かいご家族ですね(≧∇≦)
それにしても、お上手に作られて💕びっくりです‼️
ありがとうございます。
子どもが育つのも早いと思ってましたが、結婚生活も気づけば過ぎるのが早いもんですねー。
前半10年はキラキラ浮かれてましたが、後半10年は、ムムム……初心忘れるべからず!ってちょい反省です。
