アミガサタケ(網笠茸)
2015年 04月 05日
土曜日の夕方、仕事に出ていたら「その近場にキノコあり、娘ピノコに見せられよ」ってなメールがキノコマスターである友人から届いた。
で、詳しい場所を指示してもらって探しに行ったら、あった!
網目状の姿をしたこのキノコは、アミガサタケ(網笠茸)。
モレルとかモリーユとか呼ばれて欧米ではよく食べられるキノコで、なかなか美味しいらしい。
ただし、微量の毒を含むので、生食厳禁。必ず加熱してから食べること。
帰宅して、早速娘に手渡す。
前に一緒に粘土細工したこともあるキノコの実物を手にして、「おー思ってたより弾力があるねえ!」とか嬉しそう。それにこれにもちょっと似てるね、なんて話をして、娘の石コレクションの中のデザートローズと並べてみたりもする。
それからよく洗ってスライスしてみたら、むむ、これは……。
コリコリと弾力のある感触も、その見た目も、ホルモンのセンマイ(牛の第3胃)に似てる気が。
ウェブで検索したら、バターやクリームとよく合うキノコらしいので、細かく刻んでニンニク、ハーブと一緒にクリームソースに仕立ててみたら、キノコのダシと香りが出ていて美味しい!
パクパク味見して「美味しい!明日もっと採ってきていっぱい作ろうよ!」と子供にも好評なので、ちょっとかさ増しのためにマッシュポテトと和えて、アミガサタケポテトサラダにした。
アミガサタケ、美味しいものだ。
しかし翌日はあいにくの冷たい雨……。
お花見がてらキノコ採りしようと話していた計画は変更して、ちょうど近所でやっていた小林路子の菌類画展を観に行った(←これもキノコマスター情報)。
そしたらチケットが奇しくもアミガサタケ!
チケット売り場で、娘と顔を見合わせてニヤッとする。
菌類画は色鮮やかで細かく、見ていて楽しかった。さらに会場に展示されている精密模型やキノコグッズが子供の心を鷲掴み!
吉祥寺美術館で5/17まで。大人100円、子供無料。
アミガサタケを探していたら、偶然あなたの記事を見つけました。
私はずっとアミガサタケをさがしているんですが、一向に見つかりません。
もしよろしければ、生えている場所などを教えていただけないでしょうか?
住まいは国立市ですが、立川も近いです。
是非よろしくお願いいたします。
残念ながら今回の場所は関係者以外立ち入り禁止のところなのですが、山などではなくて街の中の大きな自然区域の中っていう感じのところです。たぶん立川だったら昭和記念公園なんかが環境が似てると思います。
ちょっと東に行って、井の頭公園でも採れるみたいです。
http://portal.nifty.com/kiji/150331193107_1.htm
ちなみに、林の中を抜ける車道の縁にある大きなイチョウの木の下で、風通しの良い半日陰でコケの生えている平らな場所でした。周りに古い銀杏がいっぱい落ちていて、スミレなんかが生えていました。
見た目的には、下記の記事のところにも似てたので、大きな公園の中のそういう感じの場所に生えるのかな?と思います。
http://blog.goo.ne.jp/fujika_0000/e/95aef9eda55ea075e90c573a070e9b1b
たぶん私よりもお詳しいとは思いつつ、ご参考まで。
あまりお役に立てずにすみません……。