雪山散歩(バッコヤナギ、ナナカマド、ニセアカシア)
2013年 12月 30日
このあいだ海に行ったばかりだから今回は雪山にしようと、行き先には北海道を選択。
毎日、夜はリゾート地っぽい施設やらイルミネーションやらでチャラチャラしつつ、昼にはスキーやかんじきを履いて娘と二人で雪山を堪能する。まだ年末休みで賑わう時期には早かったせいか、山の中はいつもシーンとしていて、なんだか静かな気分になった。命の洗濯だー。やっぱ自然って気持ち良いなあ。
山の中で動物に会えるかなーという期待は叶わなかったが、ま、動物は動物でもあの恐ろしいヒグマに遭わなかっただけ良しとしよう。
樹木の表面にはコケ類がフリーズドライみたいになって張り付いていた。
遠くから見ると、樹皮に大小の雪の結晶マークが描かれているみたいでちょっと綺麗だ。
ほとんどの植物が育たない南極ですら、乾燥に強いコケ類は、こんな風にミイラ化しながら越冬して春にはまた息を吹き返すらしい。
また、道中、ネコヤナギの緑銀色の花穂を見つけたんで、雪をかき分けて近寄ってみた。
そしたら、このネコヤナギはでかい!!樹高10m以上ありそうだ。
落葉低木であるネコヤナギって、こんなに大きくならないと思ってたけど、雪山だと大きくなるのか?
それともまさか、植物にもベルクマンの法則が!?
(……と旭山動物園で知ったばかりの言葉を使う。同じ種で比較すると、寒い地方の個体ほど保温目的で体が大きくなる法則。)
と思って調べたが、どうもこれはバッコヤナギ(跋扈柳)という落葉高木で、15mくらいまで育つらしい。
ネコヤナギに似ていて山の中で育つので、別名、ヤマネコヤナギ(山猫柳)とも言う。
それから真っ赤な実が目立つ木を発見。ナナカマドかな。
前に草津白根山に行った時にも自生したナナカマドが綺麗だったのを思い出すに、庭にも使われるナナカマドだけど、もともとは寒さに強い高山植物なんだろう。
一面の銀世界の中での赤い実は目立つから冬の小鳥たちが惹き付けられそうだな……と思って眺めていたら、子供が引き寄せられていた。
雪玉をぶつけたりしてなんとか赤い実をゲットしようとピョコピョコしている。子猿みたいだ。
雪の上には、時々マメのサヤが落ちているのを見かけた。
一つ掘り出してみたら、10個ほどの種子が並んでいる。
その場では、ハギかな?と見当をつけてみたが、ハギの場合はサヤがトゲトゲしているらしいから、別の何かかもしれない。
→ ご指摘により、ニセアカシヤと判明。ありがとうございました。
そんなこんなで、末っ子と二人の冬休みを満喫。
ずーっと娘の笑い声を聞いてる、のんびりした楽しい4日間だった。
あーあ、まだまだ帰りたくないなあ、北海道楽しいなあ、また来たいなあ、という末っ子に私も同感。
高校生たちの忙しい時期が終わったら、今度は家族みんなでまた来よう。
あれから、昔の記事を含めていろんな記事を読ませていただき、とても参考にも勉強にもなりました。また、たくさん笑わせて頂きました。
来年もまた楽しみにしてますので、お仕事も大変でしょうがどしどし更新お願いしますね。
北海道、良いですね!
僕も、何度も北海道は行ったんですけど、ツアーに入ってるとなかなか自由が無かったので、次行くときは自由に自然を満喫できたら良いなって思った。ナナカマド、先日見たんですけど、雪に実が映えて綺麗ですね。
あ!そうそう!!。今年バラを探してたんですが、macchi73さんのブログから選んで、スヴゥニール・ドゥ・ドクトール・ジャメインを買ったんですよ。今月の初めに来たばかりなので、まだまだ植えたばかりだけど来年が楽しみです。
長くなりましたが、来年もよろしくお願い致します。良いお年を^^
いつも楽しく拝見しております。
北海道に住んでいるので、ちょっと嬉しくなりました。
記事の中のマメの莢、ニセアカシヤのものかな?と思いました。
自信はあまりないですケド。
私もこの時期(雪がまだ深くない頃)に、ときどき山に行きます。
木々の葉が落ち、下草も雪で見えなくなるので、ツルウメモドキなどのツル植物が探しやすくなります。
キツネにもときどき遭遇します。
ゆさまさん、
ジャメイン博士はいいバラですよね。色も香りも、トゲが無いしなやかな枝も、文句のつけどころがない!と思います。それにジャムやお菓子に加工すると、本当に美味しいんですよ。うちのバラの中で一番美味しいです(って、バラを褒めるのに味をあげるのもおかしいですが……)。是非試していただきたいです。
ミユキさん、
北海道、広くてすっっっっごく楽しかったです!
キツネに時々遭遇!!羨ましい。
それと画像検索したら、ニセアカシアでビンゴっぽいです。判明してスッキリしました。ありがとうございます。
ではでは〜
今年が良い年になりますよう。