ミノウスバ(蓑薄翅蛾)
2012年 11月 05日
目の前を、黄色と黒の毛がフワフワした虫が横切った。
「ちょっと見て、あれ!珍しいかも。珍しいかも〜」と浮き足立ってフラフラと追いかけたら、夫が両手で囲むようにして捕まえて、よく見えるようにしてくれた。
うわー、何だか分からない虫、よく触れるなあ……。
とか一瞬思ってしまう自分に引く。なんかごめんなさい。
それはさておき。
ヌイグルミみたいな黄色と黒の毛がフワフワしたこの虫は蝶かな?蛾かな?
翅の付根はほんのりマットに白く、下半分は透明で綺麗だ。
ちょっとアゲハチョウの仲間のウスバシロチョウ(薄羽白蝶)に似てるけど、ウスバシロチョウは春の蝶だしな。
調べてみたら、マダラガの仲間のミノウスバだった。
あ、そう思うと、同じ仲間のホタルガにもちょっと雰囲気似てるかな。
昼飛ぶ蛾で、成虫は晩秋に見かけられ、卵で越冬する。
メスは産卵後、尾の毛束を卵の上に貼り付けて卵を外界から守るらしい。
それでこんなにフワフワ暖かそうな姿なのか。