初夏の風物
2012年 06月 27日
今日はちょっと一仕事終えた感じで、足取り軽く帰る。
夕焼けがピンク色だ。
家に帰ったら、今年最初の百合が咲いてた。
近くのクチナシの匂いと相まって、空気が甘い。これは初夏の匂いだ。
駅前広場でホタル鑑賞会やってたよという情報を夫から入手し、末っ子と散歩がてら見に行く。
どんどん空の色が変わっていく中で、末っ子の顔もオレンジ色に染まってて、景色や影は薄墨色で、なんか妙な陰影があって面白い。
駅前に着いたらテントがはってあった。
ライトにいちゃつく制服姿の男の子と女の子、はしゃぐ小学生たち、ふらっと立ち寄った近所っぽい方々などがゾロゾロと列をなしてテントに入っていく。
帰宅時間帯で勤め人風の姿も多いのに、そういう人たちは立ち寄らないんだな。
人の流れが交わらなくて面白い。二層構造。
中は真っ暗で、中央に据えられた網の中を1300匹のホタルがフワフワ飛んでいた。
「宇宙みたい」と娘。言い得て妙。
帰り道、日が完全に暮れて景色が藍色になった。
お店の灯が並んで光って娘を魅惑する。ケーキ屋さんでシュークリームを買って帰る。
家に着いたら晩ご飯が出来てた。
ニンニクたっぷりの棒々鶏は美味しかったが、明日の息がちょっと心配だ。
風呂に入ってビール飲んで、ソファで眠ってしまった娘をベッドに運ぶ。
寝息をたてる娘は石鹸の匂い。
むー。夏っぽい。
この時期は、夜7時過ぎまで明るくて、暗くなり始めるとあっという間に庭が闇に包まれるので、そのギャップに妙にしみじみしてしまいます。
朝の庭もよいが夕暮れの庭もまた格別(そしてムスメに晩ご飯を催促されるのがお約束
夏の庭でムスメさんと晩ご飯なんかも、楽しいでしょうねー。自宅ビアガーデン。
もう少ししたら、蒸し暑い夏がやってきますが……。
今年は草刈りをちゃんとして、なんとか気持ち良い夏の庭を実現したいところです。