G.W. 帰省
2011年 05月 05日
実家に帰省した。
震災で母屋が無くなったので、目下、敷地内の小屋を仮住まいに改造して暮らしている。
立派なお屋敷だったのが小さな家になってしまったが、子供たちは「この家も良いよ!」と物珍しそう。
夫が子どもの頃住んでいた家の建具を再利用したということで、昔風のいい雰囲気だ。
おままごとみたいでしょーと笑っている夫のお母さん。
地震直後に会いに来た時と比べて、みんなずっと元気そうだ。
子供たちは、発掘だ!と言って、土砂崩れの跡から小さな七福神やら栓抜きやらを掘り出したりしている。
夜には蔵から出した布団を敷き詰めて眠った。
朝にはみんなで庭先のフキと三葉を摘む。
大丈夫だと思うけど放射線のこともあるから良く洗ってね……なんて会話を聞くと一連の地震のことを思い出すが、風景としてはのどかな感じ(敷地の半分を覆う土砂を無視すれば)。
仮住まいも、案外居心地は悪くなくて安心した。
それでもやっぱり、水回りなんかはこれまでの快適さとは違うけど……。
でも、何というか、こういう時は、遠くの人は真剣に・近くの人は淡々とっていうのが良いのかなと思った。
母の日には空気清浄機を送ろう。