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山茶花(サザンカ)

サザンカとツバキの見分け方:
●花期:サザンカは晩秋〜冬(10〜12月)、ツバキは初春(1〜3月)に咲く。
●雄しべ:サザンカは放射状。ツバキは筒状にまとまっている。
●葉:サザンカは花に対して葉が小さく、葉の縁のギザギザが目立つ。ツバキの葉は少し大きめで、縁がツルンとしてる。


山茶花(サザンカ)_e0134713_2326696.jpg

娘の通園路の生垣に、一面の赤い花が咲いている。
我が家の庭に生えて来たツバキにも似ているが、もっと華やかな趣きがある花だ。
品種が違うのかな?と思って、生垣の主に尋ねたら、ツバキではなくてサザンカだという。

山茶花か。言われてみれば、そんな感じ。納得。
でも、椿と山茶花の違いって具体的にはどこだろう?

そこで物知り曰く:
「サザンカは冬の花で、ツバキは初春の花也。故に木へんに春と書いて椿(ツバキ)と読む」
なるほど〜!なんとなく眉唾っぽい気もするが、蘊蓄用に良さそうな話だ。
木へんに冬でサザンカなら尚良かったんだけどなー。それは柊(ヒイラギ)だ。

また、花糸(雄しべの集合)の下半分がくっついて筒状になっているのがツバキで、くっついていないのがサザンカという話もある。
花の根元が筒状にくっついているから、ツバキは散る時に丸ごとポトリと落ちるらしい。
なるほど!そう言や、庭の椿は花首ごと散っている。これは良い見分け方っぽい。


(←庭のツバキ)

確かに花糸が筒状になっている。


ただし、山茶花と椿は、同じツバキ科に属する非常に近い種類で、交雑もすれば品種も沢山あるため、厳密に二者を分けるルールは無いという説もある。
これが一番納得かなー。
現実は図鑑よりゴチャゴチャ入り交じり、グレーゾーンは拡大して行く。エントロピーの法則。
Commented by sky at 2010-12-16 23:33 x
私も昔はシベの形状で見分けがつく、と思っていましたが、今はいろんな交配種があるので、一概にはいえないようですね。うちにある自慢の椿は、エレガンススプレンダーとグラマーズシュープリームです。写真は、前田○ーセリーでぜひ見てください。(宣伝になっちゃいますね m(_ _)m) いずれもシベが筒状ではない品種なのです。

また、macchi73さんの1枚目の写真のは、こちらでは「寒ツバキ」として園芸店で売られていたり、公園の名札もそうです。なんだか適当ですね。
Commented by macchi73 at 2010-12-17 00:22
前田ナーセリー見ました。
ツバキ、サザンカというと、少し和風の素朴な感じに思っていましたが、ずいぶん豪華ですねー。
思っていた花姿と全然違うものも沢山ありました。バラや芍薬みたいなのも多いですね。凄い。

寒椿はサザンカとツバキの交雑品種みたいです。
wikipediaだと、サザンカの方のページに載ってました。
ツバキとサザンカは、それだけ近い品種ってことでしょうね。
図鑑を見てて時々思うんですが、どこで別種としてのラインを引くかって、人間の定義だけの気がすることがあります……。
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by macchi73 | 2010-12-16 00:08 | 栽培日記:冬の植物 | Comments(2)

庭ブログのはずだった。なのに昆虫の記事がダントツで多い。虫 & 植物 & 子供の記録。日常読む本はほとんどブログのアフィリエイトポイントで買わせてもらってます。感謝。


by macchi73