エノコログサ色々:アキノエノコロ、キンエノコロ、ムラサキエノコロ
2010年 11月 07日
どれも同じような草に見えるが、並んで群れを作っていると、「あれ?色味や背丈がちょっと違うみたい」と気付く。
下の写真も、全部エノコログサに見えるが、手前(金色)、中央(黒)、奥(枯葉色)と、群ごとに花穂の色が違う。
そんな興味深い秋の河原の五十数キロに及ぶサイクリング中には各エノコロをじっくり並べて観察できるスポットも沢山あったのだが、私以外の家族がどんどん前へ前へと進むので、草を観察どころではなかったのであった……。
8kgのロードレーサーを手ぶらで乗りこなす夫は、ビュンビュン先へ行ってしまう。
子供たちの自転車は10kgくらいだが、運動部の脚力で、これもまた軽やかに夫の後を追う。
26kgの頑丈設計のママチャリに15kg超えの末っ子を乗せ、さらに皆の荷物も載せて(レース自転車にはカゴが無い……)、彼らの後を追う私だけが、よれよれ。距離は大したことないと思ったが、こんなにだらだらと坂道が続くのは計算外だった。
くそう、GPSを前方部隊に預けたのが悔やまれる!
しかし辺りが真っ暗になった頃、ランナーズハイならぬライダーズハイだろうか、妙にいい気分になっているのに気付いた。頬に当たる風が冷たくて気持ち良い。
川沿いの自転車道路は一段高くなっていて、左の足元を車のライトが流れ、右の眼下には街の灯を映して流れる川。
すごい綺麗だなー。翼よあれがパリの灯だ……って、こんな感じか。
で、ねえねえ見てみなよ金色だよ、と前カゴに乗せた末っ子に声をかけると、荷物やら上着やらに埋もれて、暖かそうに寝息をたてている。さっきまで、今日は楽しかったと喋っていたのにな。
なんだか静かで穏やかな気分になって、信号待ちしている皆に追いつき、我ながら晴れ晴れした顔で微笑んだところ、
「あ、疲れてるのに平気なフリしてる!ハッハ、平静を装ってる!」
とシツコク囃し立てる夫がそこにいた……。
先ほどまでの澄み切った気分はどこへやら、ムッキー!アナタには思いやりが欠けてる!!なんて叫ぶ夜。そして翌日は大変珍しいことだが発熱。「あらら休むしか無いねえ」と妙に嬉しそうな夫。
くっそー!次回からは、そっちがママチャリだー!!
うけた うけてしまいました!! 笑えます。すみません。
人事で笑うなんて、趣味悪くて。
でも、もう想像が容易につきますわ。
ママチャリでチビ乗っけてじゃきついでしょう。
そ そ! 次回からはチャリ交替! 熱、早く下がるといいですね。
まあよく考えると、夫と私は今20kgほど体重が違うので、
「消費カロリー=総重量×移動距離」だとすると、運動量的には平等だったのか?
という話に落ち着いています。
騙されているでしょうか?熱のせいか、よく分かりません……。