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亀を外で飼うために

亀庭の作り方:
●亀が移動できる面積を区切る。成人亀一匹に対して2帖くらいか。
●亀が逃げ出さない仕切りを作る。高さが重要なのではなく、登れないことが重要。
●亀が隠れる場所を作る。日陰、シェルター、潜り込める落葉の層などあれば最高。
●水場を作る。水替えが楽なように工夫すること。


本日、朝から晩まで、丸一日かけて亀庭をリニューアルした。
飲まず喰わずで不眠不休、アイスクリームを持って立ち寄ってくれた友人に対しても、生垣越しに「お土産ありがと!」と叫んだだけという熱中ぶり。

亀を外で飼うために_e0134713_23364957.jpg完成したばかりの亀庭。暗くて見えない。

前回手抜き工事で一度脱走されたことを反省材料とし、今回はかなりきちんと作ったと思う。
と言っても、借家住まいで特別な道具も時間も技も仲間も無い、そんな程度の飼い主にできる範囲*でということだが…。
今後カメを外で飼いたい同類への参考になればと思い、以下、O'Reilly風に(何故?)手順を記しておく。
(*註: コンクリを打ったりできる人は、もっときちんと作った方が良いと思う。)

**********

(1) 亀が自由に移動できる面積を区切る。

カメはかくれんぼの名人である。
余りに広い面積に放してしまうと、カメに会いたいと思った時、何時間も庭のあらゆる茂みの中を探しまわることになりかねない。

実際、私は姿の見えないカメを庭で5日間探し続けた。しかも探索中ずっと「カメはまだ庭にいるのか?それとも外に逃げ出したのか?」という根本的な疑いで、精神的にもクタクタになってしまった(そして結局、庭の外で見つかった)。

そのような羽目に陥らないためには、カメの動き回れる範囲をしっかり区切ることで、「確実にこの中にカメが居る」と確信できることが大切だ。適切な面積はカメの大きさによるだろうが、我が家のアオ(ミドリガメ。甲長22cm, 体長30cm)に対しては2帖〜3帖もあれば、まずはOKではないかと私は思う。

亀を外で飼うために_e0134713_2356852.jpg全体の広さはこの写真の1.5倍ほど。
**********

(2) 亀が逃げ出さない仕切りを作る。

カメといえば鈍い動物の代表のように思いがちだが、それは間違いである。
次に挙げる動画は、80cmのフェンスを難なく越えていくカメの様子である。



カメの素晴らしい運動能力が分かっていただけただろうか。
では、カメを逃がさないための柵の高さは90cmだろうか?100cmだろうか?

私は、柵を高くするかわりに、カメが登れないような構造の壁が解決策になるのではないかと考える。
例えば滑らかなアクリル板なら40cm(前足が縁にかからない高さ)もあれば、カメは脱走できないだろう。
しかしアクリル板はコストがかかる。加工に手間もかかりそうだ。
そこで貧乏で無精な私は安価な亀甲金網を購入し、45cmの金網柵のトップに「返し」をつけることで脱走を防ぐことにしてみた。

また、カメは登るだけではなく、地面を掘ることも忘れてはいけない。
仕切りは高さだけでなく、地下への充分な深さも必要だ。
今回の金網柵では、地下へ15〜25cm(大きなシャベルで掘り返せるところまで)伸ばした金網をそのまま90度に折り返し、ブロックや板塀で抑えた後に土を埋め戻して地下からの逃走を防いでいる。

亀を外で飼うために_e0134713_024240.jpg深く掘り返した地下まで金網を敷く。
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(3)亀の隠れ場所を作る。

亀は何から隠れたいのか?
外敵と暑さ寒さである(独断)。

今回、私は大きめの植木鉢を2つ伏せた間に廃材を渡すことで、亀のシェルターを作ってみた。
三方を壁に囲まれたこのようなシェルターの中でなら、カメは外敵と飼い主の視線(?)から逃れて安心感を得ることができるだろう。
亀を解き放って暫くすると、機敏に辺りを歩き回りながら一通り脱走の試みを終えた後、めでたくシェルター内に落ち着いた。シェルター内部は、亀が方向転換できる程度の広さは必要のようだ。

亀を外で飼うために_e0134713_082698.jpg亀を外で飼うために_e0134713_083644.jpg

また、スペースのあちこちには様々な丈の薮や木立を用意し、いつでも充分な日陰ができるように注意した。
ちなみに、カメは植物をなぎ倒しながら歩くので、お気に入りの美しい植物を植える必要は無い。
今回の場合、主に草刈りで地面ごと剥ぎ取って来た雑草の薮を移植しただけである。ただし毒草は止めておいた方が良いだろう。

スペースの一番奥(アオのお気に入りの潜り場)には、枯葉を大量に積み重ねたベッドを作った。
日が落ちて真っ暗になってから確認すると、シェルターから枯葉の中に移動した亀を確認することができた。

**********

(4)水場を作る。

ミドリガメなどのヌマガメに水場は必須である。水深はカメが泳げる深さが望ましい。
しかも亀は水をよく汚すので、水替えはほぼ毎日必要そうだ。
しかし重い水槽を傾けて毎日水替えするなんて、考えただけで飼うのを止めたくならないだろうか?私はなる。

そこでホームセンターの登場である。Do it yourself.
購入するのは、プラ製の水槽(あれば衣装ケースやタフ舟でOK)、排水口パーツ(「掃除口」+「異径ソケット」)、排水ホースだ。
水槽の底面にカッターとドリルで穴をあけて排水口を作り、下水口までホースを引けば完璧。
毎日の水換えは排水栓を抜くだけ、簡単である。

亀を外で飼うために_e0134713_014446.jpg使い回しのタフ舟なので汚れている…

最後に、一番重要なことだが、
この飼育スペースは本日完成したばかりであり、まだ稼働してからの不具合の報告は全く出ていない状態であることをご注意されたい。
もしもこの手法を参考にしてカメのための屋外飼育場を作りたい人がいた場合、今すぐではなく、1年後に全ての不具合と対策が出そろった後にしていただければ幸いである。

2010/5/25
三日目にして、早くも亀庭の弱点発覚


穴から首が出てしまう。
金網登り中に首吊りしたりする可能性が無きにしもあらずでは…。


この欠点を回避するためには、金網の目は充分に細かいものにすること。
ちなみにこの金網は「亀甲金網/目40mm」というサイズ。
目20にしとけば良かったなあ!

* * * * *


そして更に進化。水替えも自動にした。
これは物凄く世話が楽になるし、人と亀のQOLも上がると思うのでオススメする。








Commented by Amelia42 at 2010-05-23 16:35
こんにちは!

アオ、すっごい幸せものですね。 こんなに考えてもらって・・ 亀になりたいくらい。

縁日の屋台で売ってるミドリガメ、大きくなるとこんなになるんだよー と長男くんにアオの写真を見せると・・
これ本物?! って・・・ 話の論点が違っているような^^;

吊るしトマト、動画みましたー! ほんと犬がいいっ。ポケットなぜにパンパン?!(笑)
これをやるメリット・・・。確か、塩水で育てるトマトっちゅーのがありましたね。トマトが甘くなるらしいです。そんなことを考えたら、適度にストレスを与えると、逆に甘みが増したり子孫繁栄に勤しまなきゃと、実を沢山つけるようになるのかなー なんて。
ほんとのとこ、何ででしょうね?
Commented by macchi73 at 2010-05-23 22:30
いやー、今回はそんなにカメカメ考えてたというより、読んでいた翻訳マニュアル本の文調を無性に真似たくなって書いてしまいました。でも一晩明けて読んでみたら、そんなに似てないし意図が分からないし。くどい長文ですみませんでした…。

吊しトマト、「ポッケから何か出すぞ〜。今にきっと便利な園芸ツール出すぞ〜」と思って、最後まで期待して見てたんですがねー。
多分単にいつでもポッケが膨らんでる青年なんでしょうね。

塩水で育てるトマト!それもちょっと試してみたいかも。
あと思いついた利点は、「支柱が要らない」ですが…。その替わり吊り下げグッズが要るから、利点とするには弱いかなあ。
そうなるとやはり、美味しいトマトが出来るのかもしれないですね。
無事収穫できたら味の方はご報告したいと思います。
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by macchi73 | 2010-05-22 22:33 | 【ペット】ミドリガメ | Comments(2)

庭ブログのはずだった。なのに昆虫の記事がダントツで多い。虫 & 植物 & 子供の記録。日常読む本はほとんどブログのアフィリエイトポイントで買わせてもらってます。感謝。


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