2018年 09月 24日
さよなら準備
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今月は毎週末も出勤して仕事、日付が変わってからの帰宅なんかを続けていたら、あ、もうダメだ、ってアラートが脳内で鳴って、今週末は休んだ。数年前までは全然平気だったけどなあ。年取ると、集中力も体力も続かなくなるんだなと実感。ううう。調子悪い。

土曜日、ムカムカする胃とズキズキする頭を抱えてたら、末っ子にトレジャーハンティングに誘われた。小さい頃から毎年参加しているイベントで、街を歩き回りながら謎解きのヒントを探し、最後の謎を解いたら宝物がもらえるというイベント。凄く疲れてるしどうしようかなーと迷ったが、末っ子も今月でティーンズの仲間入りしちゃったし、もう親子で遊ぶこともそうそう無いからなーと、重い腰を上げる。そして界隈をうろついていたら、小さいお子さんたちを連れた知り合い家族に遭遇した。チビッコたちの手にも、同じトレジャーハンティングの本。

「へえー、こんなに大きくなっても、お父さんお母さんとやるんだ!可愛いねえ!!」と愛のある一撃を喰らった末っ子、もぞもそと私の背後に回って「うーん、毎年やってるから……一応……」とか小さい声で返す。あれ、照れたりするようになったんだ、ふふ、可愛い!と、さらなる追い打ち。笑ってはいけない、これは笑ってはいけない場面だ、絶対に……!と自制しようとするが、腹の底から、イッヒッヒと意地悪な笑いが込み上げて止まらない。子供と大人の間を揺れ動く思春期には、辛い場面だよなあ。その後、ひとしきり世間話してサヨナラしてからも、微量に不機嫌が混じってしまった末っ子の様子が面白くくすぐったく、ついついニヤニヤしてしまう。とても正しく成長中だと思う。友人家族も、そのうち可愛いチビッコたちが大きくなったら、きっとティーンズへの禁句を知るであろう。

で、帰宅した後は、記憶がない。
すぐに倒れるように眠ってしまい、結局その日は大鼾をかいて残りの日を潰してしまったようだ。


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翌朝、寝坊して目覚めたら、家がピカピカに整理整頓されて飾られて、一人で忙しそうに立ち働く末っ子がいた。

うわー、どうしたの、凄いねと聞いたら、今日はなんだかやる気の日なんだ、寝てていいよ、マリオとレイクの誕生日の準備もしちゃうから!と言う。疲れた親に対する配慮なのか、それとも単に働きたい気分に襲われたのかは正直よく分からないが、そういう行動の端々にも何かしらの成長の徴が見えて、やっぱりニヤッと笑いが飛び出てしまう。
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翌々日は上の子たちの誕生日祝いをした。一人は転勤しまくりっぽい進路が決まっており、一緒に暮らす最後の誕生日の可能性が高いんだから豪華にやろうぜと、前から入ってみたかったお店に繰り出す。おめでとう、寂しいよ、と祝ってんだか祝ってないんだかよくわからないコメントとともに、末っ子から兄姉へのプレゼントが贈呈される。

食後、就職&誕生祝いに欲しいものあれば贈るよと百貨店等を見て回るけど、結局、友達のお父さんがやってるいつもの靴屋さんで靴を買って欲しいというので、そうする。毎年恒例・いつものお店、そういう小さな一つ一つが、これまで一緒に暮らす中で積み上げてきたものなんだなと感じて、また制御できない笑いがこみ上げてきてしまう。こっからは一気に手放すフェーズだな。感慨深いよ。

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お絵描き好きな、末っ子への誕生日プレゼントの一冊。
けっこう服飾史として読むところも多くて面白い。




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# by macchi73 | 2018-09-24 22:25 | 【その他】日記 | Comments(1)
2018年 09月 17日
夏の藪消失
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草茫々だった前庭が、ざっくりと、すっかり丸坊主になってた。禁断の苅る苅るボーイが出動した形跡。週末全然私が家にいないので、しびれを切らした夫がやってくれたようだ。サンキュ。

あとは伸びて上空をビュンビュン暴れ放題の蔓や枝の処理(木苺類や、ブドウ、薔薇など)も少ししないと危ないかな……。次の週末こそは、庭仕事だ!(←もう繰り返しすぎて信用されない)。
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4年前に夫がくれた園芸用手袋は、トゲトゲの薔薇もがっしり掴める優れモノで気に入っていたが、さすがにくたびれて擦り切れてきてしまったので、もう一回同じものを買うか、それとも今年は古くなった普段用の皮手袋を庭仕事用におろして、普段用の方を新調しようかなと考え中。



寒くなると防寒に使っている、お気に入りのヘストラのグローブ。

掌は革製で頑丈だけど甲側は軽いフリースでゴツくなく、普段使いも変ではないし、自転車でも快適、しかもそのままスキーにだって行ける優れもの。


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# by macchi73 | 2018-09-17 22:00 | 【庭】季節の様子・庭仕事 | Comments(2)
2018年 09月 16日
秋の兆し(彼岸花、アゲラタム)
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先々週くらいからだっけな、庭の彼岸花がポツポツ咲き出した。
それで群れ咲いた頃に「お、鮮やか。写真撮っておくか」とか思ってたのに、忙しさに紛れてるうちに次々色褪せて、今は四、五株だけが赤を留めている状態。時間がたつのは早い。花の命は短い。

うちの庭では、彼岸花とアゲラタムが咲くと、空気がバタバタと秋に傾くということになっている。子供はこの赤い花を見て、あ、秋が来る、と言う。今年もその通り。夜になると開け放した窓から涼しい秋の空気と虫の声が流れ込んでくるようになった。

アゲラタムは、十二年前に引っ越してきてまだ庭が殺風景だった時に「これ植えたら」と近所の方がくれた花だ。確か、金魚草とアゲラタムを最初の庭仕事として植えたんだった。金魚草は数年で消えてしまったけど、アゲラタムはどんどん増えて、いまでは晩夏から秋の藪の主成分になっている。

地味だけど、かなり長い時期に渡って薄紫や白のふわふわした小花をたくさんつけ、夜になると街灯や家から漏れる光で藪からぼんやり浮き上がって見えるのが好きだ。藪も密ではなく、軽くふわっとした優しい感じに広がるので、その下でたくさんの虫や爬虫類を育てていると思う。
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世間では3連休、庭仕事にうってつけの時期なのに私は土曜も月曜も仕事で、たった一日の休みは居眠りや洗濯で終わってしまうという有様。いつになったら庭仕事のための連休(3とはいわず2でもいい)が手に入るのか……。

とか思ってたら、居眠り中、青と黄色のストライプの服を着た中世外国人庭師に園芸指南される夢をみた。白い尖った細面に、整えられた赤毛の髭。馬鹿みたいに大きな純白の襞襟をつけた姿で鬱蒼とした薄暗い庭に立ち、あちこちで暴れまくっているブラックベリーの枝を優雅に指差すので、あ、これ時間ができたら剪定しようとは思ってるんです……と伝えると、無言で指揮者みたいにクイッと手首を返された。そしたら針金みたいな細い蔓が地面からくるくる伸びてきてブラックベリーの枝に絡みつき、へえ!と思ったら、ラッパ型の朱色の花がポンポンさいた。すごい技だ。

起きてから、あれは肖像画とかで見たことある人だったかなあ?とモヤモヤするが、どこで見た顔かは思い出せず。

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いま読んでる本。もしかしてこの中に出てくる人だったりするのかな?とちょっと思ったりして。


『ジョセフ・フーシェ』(シュテファン・ツワイク)


フーシェはフランス革命でインテリジェンスを牛耳った政治家。FBIのフーヴァーみたいなポジションか。

ツヴァイクのせいなのか訳者のせいなのか分からないが、記述がいちいち大仰というか古臭く、講談調で面白い。歴史上ではそんな目立ってない気がするけど、実は物凄いヤツなのか?と。

こうしてこの日いらいジョセフ・フーシェは、きわめて困難な危機をも切りぬけうる過酷な冷たい梃を手にした。ひとを小馬鹿にしてかかること、これである。

それってどうなんだ?という善悪の話は別にして、面倒な仕事とかが面白いのって、そういう面も一つあるかもなと思う。焦った時、心細い時、不条理に思える時、熱狂や同調圧力がある時、自分がどう振る舞うかってのは何度も経験してみないと本当のところは自分でも知ることができないし、そういう経験の中で自分に一番しっくりくる梃を得ていくってのは、痛い目に遭いながら年取りながらできる楽しみだよなって思う。場所は移動してないけど、全然知らない場所を長い旅行してる時にも似た気持ち。


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# by macchi73 | 2018-09-16 23:11 | Comments(4)